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現役大生東北大オープンに挑戦

受験生には負けんばい              狙うはA判定

受験生特集号3面・その他

3人はなぜ合格したのか

3人はなぜ合格したのか

 東北大学オープン模試を東北大生が受験したら、どのような結果が出るのだろうか。そんな疑問に答えるべく、以下の3人が模試を受験した。

 工学部N、後期で合格。そのため、受験科目になかった英語と化学はまったくできない。ビリ第1候補。

 薬学部I、前期で合格。この企画にもっとも乗り気だった。1番まともな成績をとるのではと期待されている。

 文学部Y、前期で合格。NとIに無理やり受験させられることになった。やる気まるでなし。

 模試当日、天気は薄曇り。受験会場に着いた彼らは、久しぶりの緊張感に包まれながら、試験の開始を待つ。

 1時間目、理系の2人は物理と化学、文系のYは国語から試験は始まった。

 Nはまず物理を解き始めた。早いペースで3題のうち2題の解答欄を埋める。だが惜しい。2題とも最初で考え違いをしているため、ほぼ全滅。一方化学の答案はいつまでたっても空欄ばかり。「もう帰りたい」。嘆くなN、試験はまだ始まったばかりだ。

 Iは化学を調子よく解き終え、物理に移る。でも力学以外は完全に白紙。「薬学部は化学ができればいいんだ」と開き直る。

 Yは古典でつまずく。彼は現役時代から単語を一切覚えていなかったのだ。だが、彼はもともとこの企画に乗り気だったわけではない。わからない問題はさっさと切り捨てる。そして余った時間を睡眠に使い、終了。

 2時間目、数学。理系2人は悪戦苦闘。必死で問題に食らいつくが、公式忘れてる、計算できない、解き方知らないの三重苦。さっぱりわからない。それに対し、文系のYは適当だ。「logってなんだっけ?」大丈夫なのか。それなのにYの出来が1番いい。もとい、理系2人の出来があまりにも悪い。どうした理系。大学で何やってんだ。

 3時間目、英語。Iは英語が大得意。「私にとって唯一のオアシス」と言い、順調に解いていた。それにひきかえ、現役時代英語を捨てていたNと、大学で英語の単位を落としまくっているYにとって、英語はまさに鬼門。2人とも文法、読解、英訳と早々にあきらめ、記号問題のみに全てを託す。しかし結果はYが4問中1問しか当たらない。Nにいたっては全て間違えた。もう、どうにもならんだろう。

 開始から約7時間、悲痛な結果を残して試験は終了。彼らは力の衰えを痛感した。

 そして結果発表。はたしてどのような成績がでているのか。なお、判定は、それぞれの所属学部による。

 第3位、N。平均偏差値、41・8。文句なしでE判定。理数科目の偏差値は安定して(?)40台中盤をとっているが、英語は32・1と、恐ろしく悪い。だって16点だもの。それについて本人は「俺は2次試験、英語を使わず合格したからいいんだ」と言い訳をする。いくらなんでもこの成績はひどすぎるのではなかろうか。

 第2位、Y。平均偏差値、44・1。E判定。国語と数学はそれほど悪くないが、配点の高い英語が34・9と、思いっきり足を引っ張る。全体の出来具合に対し、「これだけできれば十分だ」と言う。E判定なのに。

 第1位、I。平均偏差値、50・3。E判定。乗り気だっただけあって成績は比較的まし。でもEだけど。コメントは、「もうすでに大学生になっていて良かった」とのこと。それは自虐か、それとも他の2人への皮肉か。

 結局、なんと全員がE判定となった。これが東北大生の実力なのか。ここでは彼らのためにも、あえて追求をしない。ただ1つ確実に言えるのは、半年のブランクはとても大きかったということだ。  


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