「文系祭」中止工事用フェンスで封鎖も
十一月三日に法経大講義室周辺で行われる予定であった「文系祭」が中止された。以前から問題の多かった「文系祭」に対して、大学側が中止するよう通告し、主催者側が従来の形での開催を断念した。
(313号)
今年で五回目を迎える予定だった「文系祭」は、大学祭実行委員会とは無関係の有志の学生が、大学祭期間中に自主的に行っている。去年までの「文系祭」は、終了時間や届け出などの大学祭のルールを無視して行われており、騒音などの迷惑行為や、無届けでの飲食物販売が行われていた。また、施設の無届け使用や建物への落書き、電気の無断使用や火気の使用など、国有財産管理の観点からも問題視されていた。このような「文系祭」に対し大学側は、去年までは口頭注意を行っていたが改善の兆しが見られず、騒音に対する近隣住民や院生からの苦情も相次いでいた。
今年は数週間前から、従来の「文系祭」を行わないよう、大学側が文系四研究科長の名で警告文を掲示した。また、学祭期間中には法経大講義室の中庭を工事用フェンスで囲い、周辺の電気を止めるなどの対応をとった。当日も文系四学部の教職員による見回りを行い、一般学生に「文系祭」に参加しないように指導した。準備をしている主催者に対しては午後二時ごろに退去するよう通告したが、主催者側が聞き入れなかった。そのため、実行責任者を特定するために写真を撮影し、警察を呼ぶと警告した。このため午後六時ごろ、主催者側は従来の「文系祭」開催を断念し、大講義室前で酒盛りを始めた。
文系キャンパスの管理責任者である菅井邦明教育研究科長は、文系祭について「学祭の枠内で学祭のルールに従ってやってほしい」と語った。
一方、「文系祭」の主催者側は、大学の施設は自由に使えるものであり、飲食物販売も、特に届け出る必要はないと主張している。また騒音に対する苦情についても、「今まで大学側から具体的なことは聞かされなかった。苦情がきたら状況に応じて対処する」としている。今年の「文系祭」については、「警察を呼ぶと警告されたため、バンド側に迷惑をかけないためにバンド演奏は止めた。だが文系祭自体は中止したわけではない」と語っている。
