城萩祭天まで焦がす熱気
十一月四日、東北大学祭の一環として城萩祭が開催された。学友会応援団が主催するこのイベントは例年大きな盛り上がりを見せ、今回も会場は大きな熱気に包まれた。 (313号)
冷たい風が吹く中、まず応援団員による演舞会が行われた。引き締まった団員の視線、激しく響き渡る太鼓の音など一方では厳かな雰囲気を、そして一方では演舞会恒例・ゲタ踊りの愉快な雰囲気が演出される。迫力と笑いとが見事に一体化されているこの演舞会に、足を止める人も多く見受けられた。
演舞会が終了すると、主に運動部が参加し各部の名誉と体力を懸けて争うゲーム大会が始まった。ゲームの内容も空気椅子等の体育会系のもので、参加者が苦痛に耐える表情に会場は爆笑の渦に包まれた。
次に行われたビンゴは会場の人が参加できるという事もあって多数の人が駆け付けた。一人・また一人とビンゴを成功させ、新潟産の新米や食料詰め合せ、毛布などの豪華商品を手にしていた。
そして日が沈みかけた頃、野外ステージの正面に置かれた焚き木に炎が点火された。城萩祭最大のイベント・ファイヤーストームである。応援団により振る舞い酒が用意され、会場の雰囲気は一層高揚した。炎が一気に燃え盛った時スピーカーからジェンカが流れ出し、一斉に人々は炎を囲んで大きな輪を作った。あまりに気分が高揚した為に、炎に飛びかかる人や雄叫びを上げる者もちらほら見られた。
次に、流行音楽が流れると野外ステージ上に舞台が移り、応援団員二人が先導して踊り始めた。観客の中からは勝手にステージに上がり観衆めがけてダイブする者や、眼鏡を落として踏まれてしまう者などがいたが、大きな事故とはならず、ファイヤーストームも終盤に近づいた。
ジェンカ・マイムマイムと踊り続けているうち、やぐらの炎は勢いを失い始めた。午後七時頃、皆が名残を惜しみつつ、ファイヤーストームの終了をもって今年の城萩祭は幕を閉じた。
