2001年度生協 割り戻し断念一千万の赤字
東北大生協は昨年十一月、二〇〇一年度の利用高割戻し実施を断念した。割戻しは、生協の利益を組合員に還元することを目的とし、一九六八年から行なわれていた制度である。
割戻し断念の原因は、経営状況の悪化による。新生活用品の売り上げ減少、食堂の利用人数・利用単価ダウンなどにより、今年度はおよそ一千万円の赤字が見込まれる。
生協としても経営状況が悪いなか、工学部中央食堂での営業時間延長や、北海道フェアなど、売り上げを伸ばす努力をしてきた。だが、それでも不況の波には勝てず、赤字決算となってしまった。来年度以降は、食堂で新しいメニューへの挑戦や、購買店舗の品揃えの充実を図るなどして、売り上げを伸ばせるよう最大限の努力をしていく。
また今後、黒字決算となっても割戻しをするとは限らない。近年の割戻し率は、レシート等の提出金額の一パーセント弱なので、「それよりも食堂にクーラーをつけるなどの設備投資の方を優先したほうがいいのではないか」という声も出ているからだ。このことについては、今年五月に行われる生協総代会において話し合われる予定である。
仮に、来年度割戻しが実施されるとしても、昨年十二月末日以前に発行されたレシート等の割戻し証券類は、割戻し対象にならない。
この不況の中では、今後の経営状況は厳しいものであると予想される。生協専務理事の野崎和夫さんは、「今後の運営のために、よりいっそうの生協利用をお願いします」と述べた。
