工学部大学院研究科留学生特別コース開設優秀な人材の受け入れ
本年度、十月三十一日に工学部青葉記念会館にて留学生特別コースの入学式、並びに開講式が行なわれ、十五人の留学生が入学した。(314号)
留学生特別コースとは、本年度より工学部の大学院工学研究科の博士後期課程に開設されたものである。工学研究科の十七専攻を網羅した、環境、情報通信、医療工学、エネルギー、物質特別の五つのコースから成り、留学生は全ての授業を英語で受ける。ただし、将来必要になると思われる日本語は講義の中で使用するという。
留学生の出身は世界各国にわたっており、中国、韓国などのアジアを中心に様々な国の学生を受け入れている。
本学の工学研究科は独自の教育研究基盤のもと、留学生に対し質の高い教育を行なってきた。今回、本学工学研究科が留学生特別コースを開設した目的として、国際的な研究者を養成し、最近の国際的な要請に応える点が挙げられる。
他にも、留学生だけでなく日本人学生からも国際社会において他国の研究者と協力して地球規模の課題に取り組める人材を輩出するねらいがある。また、世界から質の高い留学生を受け入れることで優秀な人材を確保し、欧米の有力大学との競争力をつけることが期待されている。
本年度は募集期間が一ヶ月ほどしか無かったため、二十五人の定員に満たなかった。成果が出るのはまだ先であるが、募集期間を長くする来年度はより多くの希望者が集まることが予想されている。
現在、留学生特別コースを修士課程へ拡大することを検討しているというが、専門分野の幅広さのため授業を英語で行なうことが難しい。定員の増加についても、実績が出るのを待たなければならないという。
留学生特別コースはまだ始まったばかりである。これからの課題について、工学部教務課大学院担当の太細さんは「今困っているのは留学生の宿舎が足りない、ということです。留学生にたくさん来てもらうためには、大学での教育課程と共に衣食住など受け入れるための環境も整えたい」と語った。
