東北大学新聞:

ビラ貼付に警告サークル活動への影響

昨年十一月、大学は講義棟の玄関や通路などへのビラの貼付を禁止し、また、ビラを貼った者に対し、直ちに原状へ回復するよう求める警告をだした。昨春の中核派の窓ビラに続き、学生掲示板以外へのビラの貼付に対して警告が出されたこととなる。(314号)

今回実質的に警告の対象となったのは、廃寮反対運動を行っている有朋寮や、アフガニスタン問題に関しての自衛隊派遣に反対している「〝報復〟戦争反対!自衛隊の戦争参加反対!とめよう戦争!全学協議会」など。これらの団体は、川内北キャンパス講義棟の玄関、廊下の壁、教室のドアなどに、自らの主張を訴えるビラを貼付していた。

 警告が出された当時、こうしたビラは大学により断続的に剥がされていたという。また、その後もビラを繰り返し貼り続けた有朋寮には、大学から警告の文書が送られている。ただし、現在までのところ大学は、具体的な処分を示唆していない。

 大学は、ビラの貼付を禁止する理由として「ビラの貼付は国有財産を汚損」し、「大学の教育環境を悪化させ」、「学生の勉学意欲を低下させる」ものであることをあげている。

 一方、文化部サークル協議会運営委員会委員長の深田力さんは「大学の狙いは内規(※)の適用。内規が適用されれば、サークル活動は大きく制限されてしまう」と話す。内規中では基本的に学生掲示板以外へのビラやポスターの掲示を認めておらず「(今回の警告をきっかけに、大学は)立て看板はもちろん、ビラ撒きさえ規制してくる恐れがある」と深田さんは警戒している。昨春、大学はそれまで事実上の黙認状態だった中核派窓ビラを「学習環境の悪化」を理由として、撤去した。その際も、今回と同様に内規の適用が懸念された。しかし、大学は「サークル新歓等を制限するつもりはない」と説明し、その懸念を否定していた。

今回の警告が内規の適用につながっていくのか、今後の焦点となる。


※ 「学生団体、集会、掲示、

印刷物配布等の内規」。内規中ではビラや立て看板、集会などは、大学の許可が必要となる。また政治目的を有するものは一律に禁止。さらに副学長は学生団体の解散権を持つ。

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