入寮募集停止中の有朋寮新入寮生一名の入寮を発表
四月九日、川内北キャンパスの緑地帯前で、有朋寮廃寮反対のための開講日集会が東北大学学生寮自治会連合(寮連)主催で行われた。この集会で、理学部の一年生一名が現在入寮募集停止中の有朋寮へ入寮したことも発表された。また四月十二日に、有朋寮はこの一年生の入寮届提出行動を、片平キャンパスで行った。(316号)
この提出行動では、有朋寮、日就寮生三十五名が参加し、有朋寮に入寮した一年生の入寮届の提出を行った。しかし学務部職員は、そもそも大学側が有朋寮の入寮募集停止措置をとっていることや、本来の書式である「入寮願」ではなく「入寮届」の形式で提出されたことを理由に、入寮届の受理を拒否した。
これに対し寮生達は、三時間以上にわたり入寮届を受け取るよう抗議し続けた。最終的には職員が入寮届を預かるという形をとり、寮生達は引き上げたと言う。その後学寮専門委員会(学寮専)は十五日に、この一年生に入寮届を受取に来るよう文書で通知。二十二日に一年生に入寮届が返された。
この入寮届提出行動について大学側は、寮生達が学務部職員に対して暴言を吐いたり机を叩く等の恫喝をしたりするなど、かつての団体交渉のような集団的示威行為を行ったとしている。そのため、提出行動の参加者に対して教育的措置を取ることも考えられている。
大学側は、有朋寮に入寮し続けている一年生の学生証発行を一時保留している。また本人に対して寮から出るよう説得を行っている。さらにこのまま「不法入寮」状態が続けば何らかの処分を下すこともやむを得ないとしている。
これに対して寮側は、大学側のこのような行為こそが、一年生に対する脅しであり「暴力的行為」であるとして、四月二十三日から二十五日にかけて行われたハンガーストライキなどで激しく抗議している。
一年生が有朋寮へ入寮したことについて、学寮専の川本委員長は、「こういうことが起こらないよう募集要項や入学手続き書類で、有朋寮の入寮募集を行ってないことを新入生に何度も通知してきた。それにも関わらず、一名だけとはいえ有朋寮に新入生が入ったことは残念だ」としている。
また今回の提出行動に際し、日就寮数名の参加者を出したことも問題となっている。二年前の電気料問題(※)の解決に際し、大学側は日就寮の入寮募停解除の条件として、今後不法行為等があった場合ただちに募集停止をする旨を通達している。日就寮も回答文で、電気料不払いに関して行った暴力行為について謝罪し、今後そのような行為を行わないことを述べている。
そのため大学側は四月二十三日付けで日就寮へ警告文を送った。今後の日就寮の対応次第では入寮募集停止を含めた処分も検討するという。
入寮届提出行動によって、有朋寮のみならず日就寮も対応を迫られている。今後の展開次第では、有朋寮廃寮化をめぐる動きがますます激しさを増すことが予想される。
※ 電気料問題 一九九七年十月に政府の会計検査院は以文・霽風・日就・有朋の四寮について、電気料の国費超過負担を指摘し大学側に是正を求めた。しかし日就寮と有朋寮は断固として是正を認めなかった。そのため大学側は、電気料不払いを続ける二寮の入寮募集停止を決定した。これに対し二寮は一九九九年十月、募停解除を最優先し電気料の是正に応じた。
