学生自治会執行部選挙さいとう統一候補信任
七月上旬から中旬にかけて、学生自治会執行部選挙が行われた。選挙は信任投票となり、投票の結果、さいとう統一候補が信任された。投票結果は次のとおり。 319号
投票総数 一、九七七票
信任 一、三三九票
不信任 四五三票
白票 一六五票
無効票 二〇票
昨年度は、投票総数二、四二八票、信任一、五三七票、不信任六一五票だった。
委員長には斎藤貴広さん(工学部三年)、副委員長には 布施英知さん(文学部一年)、児玉壮平さん(工学部一年)がそれぞれ信任された。斉藤さんの委員長就任は二年連続二期目である。
今回委員長に信任された斎藤貴広さんにインタビューを行った。
――今回の選挙では総数一九七七票中、一三三九票の信任票だったが、これをどうとらえているか?
信任率は例年よりも高かったので、この信任票を力にして学生の生活や権利を守るために全力を尽くしていきたい。
――三年前までは三〇〇〇票を越えていた投票総数が、今年はついに二〇〇〇票を割ってしまったが、これをどうとらえているのか?
新歓の頃から大学当局の介入(新歓オリエンテーションで教官が自治会に関わらないほうがいいと言った等)があった。その中でも二〇〇〇票近く入ったのは、少なくないと思う。今後は、そういう人々の意見を反映させていきたい。
――昨年、斎藤さんは「みんなの自治会」を目指すと言われたが?
月に一度開いてきた一~二年生自治委員協議会に、今まで以上に力をいれた。執行部員が各クラスの自治委員に対し、クラス運営についてアドバイスしたり、みんなでクラス運営を盛んにするための話し合いをしたりしてきた。
また、他にもビラなどで全学に訴えてきた。しかし、「みんなの自治会」を達成するのはなかなか難しい。
――学生大会はここ数年、規定の人数に達しておらず、不成立だがこれをどうとらえているか?
学生大会の参加者がもっと増えるように努力していきたい。しかし、学生大会に準ずる全学自治委員会は規定の人数に達しており、(議案書や会計監査は)きちんと承認されている。
――今年からホームルームが全廃されたが、どう対処しているのか?
クラスごとに、今までのホームルームのようなものを作っている。ホームルームがなくなったことで、むしろ自分たちの力で新しいホームルームを、運営できるようになったと思う。
――自治会費の納入率が減少しているが、なにか対策はあるのか?
大学が新入生に対して、自治会費は払う必要がない、という旨のプリントを配布したことなどで、自治会費は集まりにくくなっている。昨年はそれまでの繰越金があったが、今年はそれもなくなってきている。来年もこの傾向が続けば、自治会の運営は厳しい。具体的な対策は今後、検討していきたい。
――二期目の抱負は?
今、大学の法人化や有朋寮の廃寮を始め、学生生活の権利侵害がある。例えば、今回の選挙に関しても、大学が内規(※)の適用をほのめかして妨害しようとした。自由に意見を言う学生の権利を奪おうとする、こうした動きに対し、自治会が声を上げなければならない。そして、その声が一三三九票の信任票の中に含まれていると思う。
今年の投票総数は一九七七票と、一昨年や昨年の約二四〇〇票から約四〇〇票減少している。さらに三年前までは投票総数は三〇〇〇票を越えていた。これは、一般学生の自治会離れが進んでいる証拠ではないだろうか。斎藤委員長は「学生は決して自治会に無関心ではない」と言うが、一般学生の自治会への興味関心は年々薄くなってきていると思う。この傾向がこれからも変わらなければ、自治会の存在意義がなくなってしまうだろう。今の状況を変えることができるか、斎藤執行部の活躍が期待される。
※ 正式には「学生団体、集会、掲示、印刷物配布等の内規」内規中では、ビラや立て看板、集会などは、大学の許可が必要となる。また、政治目的を有するものは一律に禁止となっている。
