COEプログラム本学は五分野に申請
七月末、本学は 世紀COEプログラムに申請を行なった。319号
21世紀COEプログラムとは文部科学省が発表した計画で、世界的研究拠点の形成を目指すものである。このプログラムでは選定された各大学の研究拠点に対し、支援が行われる。申請は十分野に分けて行われ、各分野に平均二十の拠点を選定する予定。一つの拠点にそれぞれ一~五億円の予算がつく。
本学では、本年度決定する五分野(生命科学、化学・材料科学、情報・電気・電子、人文科学、学際・複合)のすべてに申請している。数は全部で十数の研究拠点。各分野に二~三の研究拠点を申請した。
今回の申請において、本学で特に期待される分野として、学外でも高い評価を受けている化学・材料科学分野がある。この分野は論文引用回数も多く、世界トップレベルの研究拠点である。
また、同プログラムを契機として今までになかった研究者・研究分野の連携が見直された。今回の本学の申請では、学際的な拠点も多く存在する。その中で、文系・理系や学部を問わない、新しいチームが組まれているのだ。他にも、拠点に選ばれるということで名前があがるというメリットも考えられる。
実際の拠点形成にあたっては、その拠点の研究者が主体となって、申請する計画を立案した。その後、評価委員会下に設けられた評価分析室が、その拠点グループごとの申請計画について討議を重ね、それをまとめた。
同プログラムは現在、文部科学省外に設置された第三者評価機関によって審議されている。九月末には選定が終了する。その際には本学としても正式に学内外に向けて、申請分野と決定分野を発表する予定である。
一方、同プログラムについては、旧帝大志向で、選定されない大学の切り離しに繋がると危惧する声もある。このような声に対し、本学の馬渡尚憲副学長は「COEプログラムは、あくまで研究中心の大学が申し出るもの。(このプログラムによって)大学の選抜をするものとは考えていない」と話す。
研究拠点のみの支援であるにしても長い目で見れば、今回の同プログラムが今後の大学経営に影響することも考えられる。今後はまず、東北大学が申請した拠点が選定されるかが何より注目される。
