東北大学新聞:

本学生協 学籍番号ナンバーズ開催 一等二千三万円

「全学生に高額賞金のチャンス!」 お祝い号10面・大学

四月一日、東北大学生協は宝くじ企画「学籍番号ナンバーズ」の開催を発表した。

これは各学生の学籍番号を宝くじの番号にして抽選を行うというものである。

賞金は一等二千三万円(四名)と高額になっており学生の間で大きな反響を呼んでいる。他には二等五円(五名)、生協特別賞として生協食堂一年間無料使用券(一名)となっている。

この学籍番号ナンバーズ実施の背景には生協の経営危機がある。生協はここ数年赤字経営で苦しんでいた。そこで今回、生協の存廃をかけてこの企画を打ち出した。生協が「最終手段」と語るほどの力の入れようだ。もし全学生がこの券を購入すれば、賞金分などを差し引いても、約二千万円の黒字となる。

この学籍番号ナンバーズはまず学籍番号券を購入しなければならない。この学籍番号券は一枚のみ発行で各学生の学籍番号が書かれている。値段は一万円となっており、これが生協の資金源となっている。購入の際には学生証の提示を求められる。しかし、学籍番号券があまりにも高額であるため、学生の購買意欲をあまりそそっていない。そこで生協は購買意欲をそそるためにおまけとして東北大オリジナルルービックキューブをつけるかどうか検討している。

それでも学生の中では賞金のおすそ分けを貰おうとサークルを結成し、友達を増やそうとする者、逆に、当選したときの自分の身を案じて人との交流を絶とうとする者もいる。法学部二年のNさんは「もし当選したら自分が狙われる危険がある。賞金は誰にも渡さない。」といって、サークルをやめ、講義にも出ず、家に引きこもっているという。

券の発売は四月二十日から三十日まで生協の特設売り場で販売。抽選会は五月五日午後五時に川内キャンパスの弓道場で行われる。当選金の引渡し方法であるが、予算削減のために生協職員の家で二十年間育てられたベテラン伝書鳩が直接本人に賞金を届ける。 東北大学新聞入学お祝い号十面は、エイプリルフール号となっております。掲載された記事はすべてフィクションであり、実在の人物・団体とは一切関係ありません。


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