ひらり 内館牧子さん 本学大学院文学研究科に入学
四月四日、本学大学院文研究科に内館牧子さんが入学した。内館さんは昨年九月十九日に実施された、本学大学院文学研究科の入学試験を受験し、合格した。四月から二年間、本学の大学院文学研究科に通い、宗教学を学ぶ。内館さんは「ひらり」「毛利元就」などを書いた脚本家であり、また横綱審議委員も務めている。 324号
内館さんは本学大学院文学研究科の人間科学専攻、宗教学専攻分野に所属する。宗教学を専攻する理由については、神事の一環として相撲をとらえ、相撲に見られるものを通
して日本の文化を見るため、としている。
本学文学研究科の宗教学研究室は日本の民間信仰に主体をおいた、宗教民俗学を特色としている。民間信仰とは人々の生活のなかに根付いた信仰を指し、神事としての相
撲もこれに含まれる。また本学の近隣に研究対象としての民間信仰の場が多くあるということもあり、フィールドワークも多く行っている。これらの特徴から内館さんは本学を志望した。
今回内館さんは、社会人特別選抜という入試を受験した。これは主に学部生が受ける一般選抜とは異なり、二年以上の社会経験をもつ人を対象にした選抜方法である。専門科
目と外国語を分けて試験するのではなく、筆記試験の際に両者を一度に試験する点、第二外国語を必要としない点で一般選抜とは異なっている。
仕事との両立についてだが、内館さんは学業に専念するため、入学して一年間は仙台に住むという。現在内館さんは脚本家という仕事の面から東京に拠点をおいているが、大
学院生として取得しなければならない単位数、フィールドワークの多さ、などの点を考え、仙台に住むことにした。
内館さんの合格について、本学文学研究科宗教学研究室の鈴木岩弓教授は「内館さんの合格が多くの人に注目され、驚いている。気恥ずかしい気もするが、東北大学にとって
ありがたいことだ。期待に応えるように頑張りたい」と語った。
