東北大学新聞:

2002年度 学位記授与式 行われる

 三月二十五日、二〇〇二年度学士・修士学位記授与式が太白区富沢の仙台市体育館で行われた。二千三百七十五人に学士号、千五百九十人に修士号が授与された。当日は、暖かく穏やかな天候に恵まれ、式が始まる一時間前には多くの卒業生やその父母らが式場に集まっていた。 324号

式に先立ち、東北大学交響楽団による奏楽が行われた後、午前十時から式が開始された。学士・修士学位記は吉本学長から文学部総代の吉川圭太さんを先頭に各学部・各研究科の総代に授与された。

続いて、吉本学長は告辞の中で、豊かな教養と人間性を追求し、「科学する心」を持つ行動力ある人材を育てるという本学の教育目標のもとで、学士・修士課程を終えたことを自覚して欲しいと述べた。そして、本学第六代学長である本多光太郎氏の「今が大切」という言葉を卒業生に送った。さらに、本学卒業生である田中耕一氏がノーベル化学賞を受賞したことを取り上げ、ぜひ彼の後に続いて欲しいと述べた。

これに対して、卒業生総代の松浦寿幸さん(工学部)は、「東北大学で学んだ人間性、知を創造する力がこれからの諸課題に立ち向かっていく上で必ず礎になると信じている」と述べた。

この後、本年度から新たに設けられた総長賞が授与された。総長賞とは、学業成績が特に優秀な学生を表彰するというもので、本年度、学士・修士では三十二名に授与された。

混声合唱団によって学生歌と蛍の光が斉唱され、式は一時間ほどで終了した。式が終了した後も、式場周辺には多くのスーツ・袴姿の卒業生が残り、一緒に写真を撮り合ったり談笑したりして、学生生活との最後の別れを惜しんでいた。


Copyright (C) 東北大学新聞