2005年度入学式行われる
4月6日、太白区富沢にある仙台市体育館で、平成17年度の入学式が行なわれた。今年度本学に入学するのは、学部生2539人、大学院研究科生2647人となった。(341号)
入学式当日は雲も少なく天候に恵まれて、当日の最高気温が25度を超えるなど、スーツで過ごすには厳しい、暑い1日であった。会場には新入生をはじめ、サークルの勧誘のために学生などが多く集まり、会場付近は黒山の人だかりとなった。
毎年恒例のビラ配りの洗礼が行われ、新入生はその行く先々でビラをもらい、手にはもらったビラが山のようになっていた。それでも友達や親などと入学式の看板の前で写真撮影などをやって、雰囲気を楽しんでいた。
入学式の会場には、2つの巨大スクリーンがステージの脇に吊り下げられ、会場の様子を映し出していた。
会場内は、新入生の緊張した雰囲気で包まれ、待ち時間の合間に、サークルのパンフレットや東北大学新聞を読んで開始を待つ人が見受けられた。
新入生が席に着き、時間が来ると交響楽団の演奏と共に、入学式が始まった。開会の辞と、部局長の紹介の後に総長の講話がなされた。
吉本高志学長はその講話の中で、本学の理念である「研究第一主義」や「門戸開放」などについて話し、ノーベル化学賞を受賞した本学出身の田中耕一さんについても触れた。また、過去10年間の学術論文数の被引用数では、アメリカ、ヨーロッパの大学が圧倒的優位を占める中、材料科学分野では本学は昨年世界第1位、本年度も第2位にランクインしていると言うことも語った。最後に奈良、興福寺の「八部衆」像の中の一体の「阿修羅」像を例に挙げ、日本の文化を自ら進んで学んで欲しいと学生たちを激励した。
続いて、交響楽団による「ニュルンベルグのマイスタージンガー」より第1幕への前奏曲が演奏され、混声合唱団によって学生歌「青葉もゆるこのみちのく」などが歌われた。
10分間の休憩の後、オリエンテーションが開かれ、副学長や保健管理センター所長、学生相談所長から、全学教育や学生生活などについての紹介などが行なわれた。
例年であれば入学式後に各学友会・サークルの紹介などがあったのだが、今年度からその行事はなくなり、合格袋に各学友会の紹介パンフレット・ビラが入れられるだけとなった。毎年行われていたイベントがなくなったので、各部ともビラやパンフレットで宣伝するほかなく、各部とも気合を入れて宣伝・ビラ配りをしていた。その中でも目立ったのが、アメリカンフットボール部や水泳部による新入生の胴上げである。今年から片平キャンパスの合格掲示板が廃止されたので、胴上げを体験したかった新入生には大変好評だったようだ。
新入生は、入学式を終えてこれからの学生生活に期待と不安が入り混じった顔で会場を後にした。ある新入生は「これから目指す進路に進めるように、勉強を頑張っていきたい」と新たな大学生活への抱負を語ってくれた。
学部生の都道府県別合格者は、宮城県が329人、次いで山形県が150人、それに福島県、青森県、東京都と続く。東北6県では、941人と前年度よりも41人増えた。旧帝国大学の中でも地元の出身者が低い本学は、さらに優秀な東北の学生に集まってもらいたいとしている。
