第9回仙台グリーンボウル
6月19日仙台スタジアムにて第9回仙台グリーンボウルが行われた。今までは関東の強豪校を迎えての試合であったが、今年は東北学生アメリカンフットボール連盟創立30周年ということを期に、アメフト本場の経験者である三沢米軍を迎えた。学生側も、大学の垣根を越えた、東北学生選抜チームで試合に臨んだ。体格で劣る学生選抜がいかに米軍の攻撃を防ぐか、ここが焦点となった。(344)
午後1時、米軍のキックで試合が始まった。試合が動いたのは第2クォーターだった。開始早々残り11ヤードまで迫った米軍はランプレーでタッチダウンを奪い6点を先制、トライフォーポイントも決めて7点の差をつける。これでリズムにのった米軍は第2クオーター8分、学生選抜が放ったロングパスをインターセプトし奔走、一気に残り16ヤードまで迫る。これをきっちりタッチダウン、トライフォーポイントも決めて、さらに7点追加する。学生選抜も下田(仙台大)のパスカットなど奮戦するものの、この後も米軍のロングランでタッチダウンを立て続けに決められてしまい、第2クォーター終了時点で米軍に35点の大差をつけられてしまう。
第3クォーターは第2クォーターとはうってかわって学生選抜の好守が光る。依然として米軍に20ヤード近くの独走を決められてはいたものの、米軍1人のランプレーを3人がかりで抑える等、学生選抜守備陣の壮絶な努力で後続を断ち切り米軍の猛攻を7失点でおさえた。この好守ではずみをつけたい攻撃陣は相田(日大)の好走で初めて敵陣38ヤード付近まで迫る。これを得点に結びつけることはできなかったが、反撃ののろしが上がった第3クォーターだった。
第4クォーター、学生選抜は序盤からパスを中心に果敢に攻めた。笠原(東北大)のランプレーで敵陣40ヤード付近まで攻め込むと、またも笠原の好走でファーストダウンを獲得、残り5ヤードまで迫る。要塞のごとく守備の固い米軍をランプレーで突破できない。それを文字通り身にしみて痛感している攻撃陣は、パスプレーでタッチダウンを狙う。しかし立て続けにパスを失敗。残り5ヤード地点での最後の攻撃。やってくれたのはまたも笠原だった。笠原の放った精度高きパスは見事に臼杵(東北大)の腕に吸い込まれ、米軍の決死のタックルにも耐え、タッチダウン成功。欲しかった得点がようやく入った。
試合はこのまま終了し、終わってみれば6対49で学生選抜の大敗。しかし体格で勝る米軍相手によく踏ん張った。学生選抜側唯一のタッチダウンを奪うきっかけとして大活躍した、東北大学の笠原は、「米軍は一対一が圧倒的に強い。そんなチームにいかに対抗するか考えさせられた。僕の今後の目標?それよりまずチームの勝利です」と話した
