東北大学新聞:

トライアスロン部がインカレ優勝

 9月4日、富山県新湊市で開催された第15回日本学生トライアスロン選手権大会(インカレ)において、本学トライアスロン部が創部以来初となる男子団体優勝、女子個人優勝の栄冠を勝ち取った。特に国立大学の男子団体優勝は日本初の快挙だ。(345号)
 

トライアスロンとはスイム、バイク、ランの三種目の合計タイムを競う複合競技である。インカレではオリンピックディスタンスと呼ばれるスイム1・5㎞、バイク40㎞、ラン10㎞の計51・5㎞で競われる。団体戦では各大学出場者のうち上位3名の合計タイムで競われる。
本学のトライアスロン部は今年で創部20周年を迎える、日本で最も歴史の長いトライアスロン部である。その規模も大きく、全部員が70人を超えるほどの大所帯だ。組織力に定評があり他の運動部であれば月に1回ほどしか行われていない部会を週1回ペースで開催している。その部会では、事前に決められた練習メニューを検討するなど、部員全員が意見を出しやすい場を目指し話し合いを大事にしている。メニューを理解したのちに各自練習に励むということだ。
また、試合毎に反省を記録し、次の世代へ残すことも重要視している。長期にわたって活動を続けている院生も多く、後輩にとっては得るものも多く、刺激になっているが、来年には院生が引退してしまうので、後輩の指導体制に課題がある。
厚い選手層を抱える本学トライアスロン部からは、七ヶ浜での予選を勝ち抜いた男子18人、女子1人が本戦に出場した。男子の18人は、今回の最多出場人数となった。
練習の内容、量ともに充実していて、本学の最も得意とするバイクでは、テクニカルなコースにも屈することなく、着実に順位を上げた。例年弱点となり、差が開きやすいスイムでも、確かなレベルアップがあった。
本学の上位3人の選手は、佐藤吉隆(工学研究科M2) 、酒井誠一郎(理学部3年)、山本真二(工学研究科M2)で、合計タイムは5時間55分45秒。2位の順天堂大学に約4分差をつけ圧勝した。陸上部の大学駅伝のメンバーにもなっている山本真二は、バイクで約50人、ランで30人以上を抜き去り、総合で9位までのぼりつめた。
トライアスロン部の酒井誠一郎主将は、「インカレ優勝は創部以来の目標。言葉に言い表せないほど嬉しい。日ごろの努力と組織力の勝利だと思う。加えて、部員一丸となった応援が選手を後押ししてくれた」と優勝の喜びを語った。
今回のインカレで女子個人優勝を果たした長谷川麻弥(文学部2年)は、蒲郡、スイスで開催される2つの世界選手権の出場権を獲得している。世界を舞台に戦う選手がいるということも他の部員にとってかなりいい刺激となっていることだろう。
日本選手権や世界選手権に出場する選手を輩出する実力を持つトライアスロン部であるが、「まだプロと対等に戦えるほどの実力はないが、来年、再来年にはプロとも対等に戦える選手を出したい。そして最大の目標であるインカレで二連覇を目指したい。また、現在女子部員が2人しかおらず、団体戦に参加できない。女子も団体戦に出場できる位に部員を増やしたい」と酒井主将は今後の目標を語る。更なる活躍が大いに期待される。

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