2005大学祭特集
05東北大学祭が11月3日から11月6日までの4日間、川内北キャンパスで開催された。
今年のテーマは「Be unique!」。これまでと違った大学祭を作るという決意と、参加者や来場者に忘れられない大学祭になって欲しいという願いが込められている。このテーマに基づいて「ミス 美 UNIQUE」(ミスコン)、「いま、変えられてゆきます」などの新しいイベントが企画されたが、ミスコンは中止となった。
昨年の大学祭は3日間だったが今年は4日間と日程が1日増えたこともあり、数多くのイベントが行なわれ、例年にない盛り上がりをみせた。
ミスコンは中止に・中止過程に疑問多く
本学大学祭で開催が予定されていたミスコンテスト「ミス BE UNIQUE」が大学からの要請を受けて中止となった。
ミスコンは「男性中心のイベントが多いなかで女性が参加し活躍できるイベント」として、11月3日に予選、4日には候補者がウェディングドレスを着ての決勝が行なわれる予定だった。審査には観客の参加も計画されていた。代替企画として「仮装パーティ・クレイジーペアーズ」が行われた。
ミスコンは今年度大学祭のメインイベントの一つとして早くから発案されており、7月には全学実行委員会で承認され、候補者募集の広告の配布、立て看板の設置などの宣伝、準備活動が行なわれていた。 そして、10月6日の第2回指導教官会議で反対意見もあったものの、水着審査などがないことから問題は少ないとして承認。しかし、「ミスコンは男女差別につながる」という内容のビラが数枚掲示板にはりだされたことや、理事からの「ミスコンは男女共同参画にそぐわない」という意見を受けて翌週にメールでの教官会議が行われ、中止要請を決定した。河北新報9月20日付の「救世主か女性差別か」という本学ミスコンに関する夕刊記事について、学生支援課は「中止要請とは関係ない」と話している。実行委員会は、中止要請と同じ日に他薦候補者の応募1件をうけていたが「反発をして大学祭を失敗させるわけにはいかない」と事情を説明し、代替企画案の可決をもってミスコンを中止とした。
本年度、ミスコン(ミスター・ミスコンを含む)を実施、もしくは予定している大学祭は駒場祭(東京大)、一橋祭(一橋大)、三田祭(慶應義塾大)、ソフィア祭(上智大)、など。
イカトン変身企画で華麗なる変身
大学祭2日目に「いま、変えられてゆきます」が野外ステージで行なわれた。お世辞にも格好良いとはいえないトンペー生を、美容師さんたちの手で大変身させようという企画だ。
このコンテストは前後半の二部構成。前半ではまず志願者3人が紹介された。それぞれを担当する美容師さんたちが紹介され、まさに変えられようとする期待を不安まじりに語った。
そして後半、1人ずつヴェールにすっぽり隠れて登壇、格好良くなった自分の姿をお披露目した。観客は変身前の写真と見比べては、その変わりように驚いた。
なかでも3人目の浜野君がどう変わるかは、誰もが固唾をのんで見守っていた。ヴェールが下ろされるとオダギリジョー顔負けのナイスガイが登場、観客の盛り上がりは最高潮に達した。堂々の1位に輝いたが、「やりたいことはない。チョコバナナ売るだけです」と語り、会場を沸かせた。
えばーとんはまた食べ歩く
おいしいものを食べることが趣味の私にとって、大学祭は願ってもないチャンス。屋台の定番料理からアイデア料理、郷土食までいっせいに揃うのですもの。ロックやメタル、ステージショーを楽しみつつも心は常に屋台にあり。のべ70店を越える屋台、すべてをまわることはできなかったが、かなりの種類の料理を食べ歩いた。
中でもNO.1の称号を与えたい屋台は、仙台模擬国連が出店したトルコ料理ケバブ。ケバブは肉類をローストして調理する料理の総称のことで、今回の「ケバブ」は、鶏肉をローストしたものにチリソースをかけ、レタスとトルティーヤで巻いたもの。シリア料理のシュワルマと似ている。ぬくもり残るトルティーヤから、恥ずかしそうに顔をのぞかせるスイートチリソース。そこから漂う、ニンニクのほのかな香り。そして「買ってくれ」と願う店番のかわいい女の子の視線。もう食べずに通り過ぎるわけにはいかない。
意外にもっちりとしたトルティーヤをつかんで、豪快にがぶり。まず伝わってきたのは、香ばしくローストした鶏肉だ。身がしまっているのにやわらかい。これは焼き加減が非常にいい証拠だ。そこにレタスのシャキシャキ感がまじる。そしてもっちりとしたトルティーヤが独特の食感をあたえ、最後にすべてを包み込むようにスイートチリソースが殴りこむ。このソースはトマトをベースに玉ネギ、ニンニクを加えて作られており、そのため最後まで豊かな風味が口に残る。またスイートだが、どこかで小さく主張する辛さが非常にいいアクセントになっていた。
次にアイデア賞を進呈したい屋台を紹介しよう。Mother Busが出店した、ライスケーキだ。これはもちにバナナ、マーマレード、ジャムの3種の味付けを施し、ギョーザの皮で包んで揚げたもの。パリッとした皮の中から、とろけるような具合で徐々に頭角を出す甘味は、まさに未体験ゾーンだった。
仙台模擬国連とMother Bus。来年も絶妙な料理の腕前に期待したい。
