東北大学新聞:

歯学研究科「東北人の起源に迫る」講演

 市民公開講座「北日本の人々の源流を探る」が9月28日、アエル内で開かれた。本学歯学研究科内の第47回歯科基礎医学会学術大会実行委員会の一環として本学歯学研究科内で企画されたもので、本学からは医学研究科の百々幸雄教授と私学研究科の鈴木敏彦助手が研究成果を披露した。蓋骨が展示され、参加者は講演で取り上げられた特徴をじっくり観察していた。

 百々教授は、アイヌと縄文人の類似性についての研究の推移を語った。頭蓋骨にある小さな穴やひびなどの「形態小変異」から日本列島の人類史を調査・分析し、縄文人とアイヌが同系統であるという結論に至るまでの経緯を説明した。
 鈴木助手は、歯が人類集団の形成過程を知る手がかりとなることを説明。岩手県で出土した幼児の歯に弥生人との類似が見られることから、「東北地方に渡来系の人々が来たのは遅い時期」というこれまでの説が覆されるかもしれないという可能性を指摘した。
 講演後の質疑応答の時間には専門的な質問もあがった。会場内には頭

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