東北大学新聞:

新寮特集:「ユニバーシティ・ハウス三条」建設開始

ryo0.jpg 10月、PFI事業による新学生寄宿舎(青葉区三条)「ユニバーシティ・ハウス三条」の建設が始まった。平成19年2月に完成、同年4月には入居を開始する予定だ。(347号)
(画像は建設予定地三条の完成イメージ)

 新寮では、大学側が方針・規則を決定し、民間業者がそれを受けた運営を行う。このPFI方式の導入により、民間業者のノウハウを活かした効率的な運営が可能とされる。
 民間業者は入札で決定された。9団体が入札に参加し、最終的には鴻池組を代表企業とするグループが選定された。2番目に低い入札価格のほか、事業計画の現実性・詳細まで行き届いた施設計画が評価された。
入札価格はおおよそ24億9000万円。事業期間は平成31年までとなる。
 現在本学には日本人学生用として6つの学生寄宿舎、外国人の留学生・研究者用として3つの国際交流会館などがあり、約1000人の学生らを受け入れている。
ryo.png しかし、女子学生の増加に寮の定員が間に合わず、女子寮不足が慢性的となっていた。また、留学生についても同様に増加していることから寮整備の必要性が叫ばれており、対応を迫られていた。
今回の新寮建設では、この問題に応えるかたちで定員配分が予定され、男女や留学生、院生を問わず入寮者を受け入れる。
新寮で対応しきれない部分については、既存寮枠組みの見直しや設備改修を視野に入れた検討が行なわれる。
 新寮は4棟からなり、それぞれ地上10階、地下1階の北棟、地上6階の西棟、地上5階の東棟、地上1階の管理棟からなる。各棟が取り囲む形で歩道が整備され、駐輪場や駐車場も設置される。
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各建物には複数の居住区画が配置される。入り口には多目的室・ロビー・エントランスを一体とした「スチューデント・ラウンジ」が設けられ、国際交流パーティーなど、交流促進のためのイベントが開催される予定だ。
8人分8つの個室に対して補助食堂兼談話室を配置し、交流の場とする。そのほかキッチン、トイレやシャワー・洗面所・洗濯機が配置される。この8LDKが一つのユニットとなり、学生が8人のグループを形成して生活することになる。
 ユニット内の学生の構成については、今後詳しい議論がなされていく。具体的には留学生や男女の構成が議論の焦点になるとみられ、新寮の目的のひとつである国際交流をどう実践していくかが問われる。
 また、24時間の警備体制・個室毎暗証番号やICカードによるセキュリティ導入などで、安全性の確保を目指す。
 寄宿料は国が定める省令を適用し4700円とする。個人の利用した分の光熱費等については個室・ユニットごとの使用分を、その他の費用については共益費として入寮者が負担する。予想される負担増加の問題は、今後検討されていくという。
その他、インターネット接続環境や食事提供、自動販売機の設置なども提案がなされている。これらについては、入寮者のニーズにあわせた整備がなされ、独立採算事業として扱われていく予定だ。

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