東北大学新聞:

井上ひさし講演会

 本学経済学部主催の「井上ひさし講演会」が昨年12月16日、川内キャンパスの経済学部第1講義室で行われた。職とは何か、生きがいとは何かについて考えるきっかけのため、2005年キャリアデザイン企画の一環として経済学部学生委員会が企画した。

 100人ほどの学生・教授が集まり、講演会は15時30分すぎに始まった。はじめに経済学部長の日野秀逸教授が「井上さんがあまり好きではないという『先生』という呼び名の代わりに、私の仙台一高の先輩にあたるので」と、井上先輩の略歴や作品、活躍などを紹介した。
 「どうやって物書きになったかだけでなく、魯迅のお話や憲法のお話もしたい。若いみなさんが一番影響を受ける問題なので憲法について話しますが、どうせ話が横滑りしていくのがオチですから」と、井上氏は内容を一つに絞らず奔放に語り、また随所に笑いや小話をちりばめて聴衆を惹きつけた。
 まず憲法とはそもそもどういうものかについて触れたのち、少年時代や仙台一高時代のエピソードを話した。そして、日本の戦争史から現在の外交などの問題にいたるまで、深い知識をもってさまざまなことについて詳しく解説した。

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