[一言居士]349号
字をきれいに書ける人に憧れる。字は性格を表していると聞く。字がきれいな人はきっと心もきれいなのだろう。実際の性格はどうであれ、少なくとも良い印象を与えるに違いない
さて私であるが、字がとても汚い。小学校の卒業文集に書いた文字があまりに汚かったため、母に5時間も説教されたほどだ。テストでは、何を書いているか読めないという理由により、毎回のように減点されたこんな私は悪い印象を与えているのだろうか
何度か字を直そうと試みたことはある。しかし、いつもすぐ挫折してしまい、結局字はきれいにはならなかった。大学生になり、パソコンを手に入れると、字を書く機会が減り、自分の字の汚さをあまり意識しなくなった
最近海外に行く機会があり、パスポートを作った。自分の名前を書く欄があり、いつものように名前を記入したのだが、当然のように、汚い字で書いてしまった。パスポートを開くたびにその文字が目に入る。期限が切れる5年後までは、その文字と付き合っていかなければならない。自分の名前すらきれいに書けないのは情けないと再び思うようになった。どうすれば字がきれいになるのか
以前、とても字が上手な人を取材したことがあった。その人は、普段からきれいな字を書こうと心がけることが大切だと教えてくれた。字は性格を表しているのなら、私の心は相当すさんでいることになる。普段から心を磨こうと心がけないと、いつまでたってもすさんだままだ。心を磨くためにも、こんどこそ字をきれいにしようと頑張ろうかしら。10代最後の春、まずボールペン字の通信講座の資料請求をしようっと。
