東北大学新聞:

人間の安全保障テーマに・4大学院が連携

本学の大学院同士が連携してヒューマン・セキュリティプログラムを進めている。このプログラムには農学研究科、医学系研究科、国際文化研究科、および環境科学研究科の4つの大学院が携わっている。(350号)


このプログラムが掲げるのは、食糧・農業、健康、環境、地域社会等の諸問題の複合的構造を理解し、指導的立場でヒューマン・セキュリティの実現に貢献できる人材の育成だ。
ヒューマン・セキュリティとは疫病、貧困、環境、紛争など「人間の安全」に対する脅威への取り組みを重視する概念である。これらの脅威には、単独ではなく複数の分野にまたがる問題が存在している。
これまで、特定の分野の専門家が集まり対策を立ててきたが、複数の視点から問題解決に臨む例はほとんど見られなかった。
しかし、従来の方法での対処には限界が見えてきた。そこで、専門分野の壁を越えた複合的な視点を持つ人材と、問題解決のためのプロセスが求められている。
このような国際情勢の流れの中で、本学が2005年4月から、「ヒューマン・セキュリティ連携国際教育プログラム」を発足させた。
カリキュラムは4つの研究科ごとのコースに分かれており、学生の募集もコースごとに行われている。
農学研究科と医学研究科は2006年8月、初めて入試を実施する。国際文化研究科は今年2月に入試を行い修士1名、博士1名が入学。環境科学研究科は2005年春入試で修士2名、2006年度春入試で修士1名、博士1名が入学した。

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