一言居士352号
普段、当たり前だと思っていることが覆されることもある。「青信号は安全だ」という言葉に違和感を覚える人は少ない。ところが、世の中100パーセント安全ということなど無い、ということを先日経験した(352号)
▼夜、自転車で走行している時のことだ。青信号の交差点を渡る途中、突然行く手を阻むように1台の自転車が前方に現れた。回避するまもなく両者は激突した。お互い大した怪我は負わなかったが、一歩間違えれば119番にお世話になるような場面だ
▼この事故は3つの原因が挙げられる。その3つとは、信号無視、不注意、無灯火だ。そもそも、信号無視などするべきではない。仮に赤信号を渡るときは、左右をよく確認する必要がある。さもないと、どんな危険に遭遇するか分かったものではない。ライトを点灯して走行していた私を確認できなかったとすれば、注意力を疑ってしまう。いい加減な判断をされて迷惑を被るのは他の通行人、ドライバーである。さらに、相手は無灯火であった。無灯火の自転車は視認性が非常に低い。ライトは前方確認のみならず、自分の存在を相手に知らせる役割も担う。つまり、事故は起こるべくして起こったのだ
▼しかし、私に非がないわけではない。青信号だから安全だという認識が、実際には危険だった交差点に注意を向けなかったのだ。事故は手痛い教訓を与えてくれた。信号に限らず、ある状況に慣れていたとしても、確認を怠るようでは危険だということだ。ルーチンで処理するのではなく、常に自身で状況を把握していくことが必要だ。
