東北大学新聞:

目指せ一流 サークル格付けチェック開催

一流。それはどの世界にも存在するごく一握りの人々。芸能界でもスポーツ界でも、もちろん東北大学のサークル界にもそれは存在するはずだ。どこのサークルが一流なのか、ぜひとも知りたい。知らねばならない。それなら格付けするしかないだろう。

9月某日、報道部の部室で第1回サークル格付けチェックが開催された。集まったのは、囲碁部、交響、茶道部、そして報道部の文化部計4サークル。問題は大きく分けて歴史問題、地理問題、国語問題、理科問題、芸能問題の計11問と、味覚を試す問題3問。二人一組のチームで解答し、問題1問につき10点が与えられる。この中で一流文化部の座を手にするのは一体どこのサークルなのか。
第1問の四大文明を答える問題、第2問の伊達政宗の読みを答える問題は、どのチームも間違えることなく正解する。少し前のテレビコマーシャルで伊達を「いたち」と読むものがあったが、さすが東北大生。仙台に住んでいて伊達政宗が読めないということはなかった。 
不正解となる問題があるのか不安に思いつつむかえた第3問。「『鳴かぬなら〜ホトトギス』とは、安土・桃山時代の三人の武将に関する有名な俳句であるが、その三人の名称と、歌の途中を書きなさい」という、誰でも答えられる簡単な問題のはずだったのだが、ここで囲碁部に暗雲がたちこめる。組み合わせはよかったのだが、「織田信長」を「尾田信長」、「豊臣秀吉」を「豊富秀吉」、「徳川家康」にいたっては「徳川家」というように明らかな漢字ミス。組み合わせの間違いはあるかもしれないと思っていたが、漢字ミスとは想定外だ。
囲碁部の漢字能力に疑問の声が沸く中、第4問。世界地図をかく問題で、どのチームも六大陸はかけていたものの、スカンディナビア半島がなかったり、報道部などは東南アジアがごっそり抜けていたりと、それぞれが新たな世界を作り出していた。
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続く第5問では日本に目を向け、四国4県の名称と位置を答える。さらに、足摺岬の位置を答えたらプラス10点という特別ルールも加わる。解答用紙の白地図の形に不満の声が上がる中、出揃った解答をみてみれば、優秀にも交響と茶道部が岬の位置を正確にかいていた。しかし茶道部は香川県と愛媛県が逆。岬のほうが難しいと思うのは気のせいだろうか。
三大宗教を答える第6問では、茶道部が仏教のかわりにギリシア正教を答えてヨーロッパ好きをアピール。第7問の「人口が一番少ない大陸はどこか?」では、自信満々だった交響だけがひっかかってオーストラリア大陸と答えた。第8問「( )は( )ほどにものを言う」、第9問「(  )は寝て待て」の穴埋め問題は、さすがに簡単すぎたようでどのチームも正解だった。かなりの間「果報」を「家宝」と信じ、今でもたまに間違えることに切なさを覚える筆者。
第10問は特徴のある昆虫、カマキリを描く問題。誰もが一度は見たことがあるはずだが、描くとなるとどのチームも意外と苦戦していた。囲碁部のカマキリなんかは二足で直立していてカマキリ人間のようであったし、触角のないチーム、丁寧にカマキリの卵の様子まで描いているチームもあった。
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筆記最後の第11問はスマップのメンバー全員の名前を漢字で書くもの。草彅剛一名を除いて漢字はあまり難しくない。しかし囲碁部にとっては漢字以前の問題だったらしい。音のイメージを頼りに唯一出てきたのが「蚊取信号」。蚊にとっては生死を分かつ重要な信号だ。ナイスファイト、囲碁部。他に交響は中居正広を「中居君」と書いて中居ファンだということを告白。また稲垣吾郎を「稲垣五郎」と書き、実は野口五郎ファンなのではという疑惑も浮上した。
筆記のあとは、飽食の日本において衰えつつある味覚をチェックする問題だ。まず最初はきき水。AとB二つのコップにそれぞれ市販の南アルプスの天然水と、出題者がくんできた川内サークル棟の水道水が入っており、それを飲み比べてどちらがどちらか当ててもらう。衰えきった私の味覚では勘以外に正解する方法があるのか疑問だったが、なんと全チーム正解。報道部からは「普段飲む水が天然水ですから」とリッチな発言も飛び出した。どうやら仙台市の水はあまり美味ではないようだ。
続いての問題はきき醤油。からし醤油とわさび醤油を先ほどと同じ要領で区別してもらう。からしとわさびはちょっとした成分の違いしかないため、区別は難しい。と、解答は意外な結果に。囲碁部と囲碁部以外で意見が分かれたのだ。囲碁部が他を出し抜くのか、それとも他のチームに遅れをとるのか。緊張感漂う沈黙の中、正解が発表される。醤油を見事制したのは囲碁部。10点をもぎ取り、いままで1位だった交響を抜いてトップに躍り出る。このまま逃げ切るのか。
むかえた最終問題はききコーラ。一体ペプシとコカコーラに違いはあるのか。それぞれが味覚を最大限に生かしてペプシとコカコーラに挑む。はたして勝利の女神はどのチームに微笑むのか。正解が告げられ、喜びの声を上げたのは交響と報道部。勝者の余裕からか「飲む前からわかっていた」と答えた交響に対し、「甘みの残り方が違う」と正確な分析を加えた報道部。
こうして終わりをむかえた第1回サークル格付けチェック。見事一流文化部の座を手に入れたのは交響だ。豪華賞品と称して問題で使用した醤油をプレゼント。あまり嬉しそうにしていなかったのは予想外だ。
残りの結果は、2位が囲碁部、3位報道部、4位茶道部。わりに僅差だったのは問題が簡単だったからか、参加者がハイレベルだったからか。
最後に、囲碁部、交響、茶道部の皆様、お忙しい中第1回サークル格付けチェックに参加していただきありがとうございました。

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