デーモン小暮閣下独占インタビュー 「ホンモノを味わえ」

東北大学新聞はトークショー後のデーモン小暮閣下にインタビューを行った。閣下の相撲ヒストリーから本学相撲部の話題まで余すことなく語った。
——相撲と出会うきっかけはいつ頃ですか
世を忍ぶ仮の小学校に入ったぐらいの時期に世を忍ぶ仮の(以下・世仮の)祖父と一緒に大相撲中継を見ていたのが最初かな。能動的に中継を見るようになったのは3年生の頃で、学校で毎日相撲を取るようになる。
世仮の高校でも休み時間には相撲を取っていた。小中学校とやっていた連中も他の分野に興味を持つようになるから、相撲に付き合ってくれそうな友達を誘って1日に二十から三十番は取っていたな。
——相撲の知識を何で増やしていきましたか
大相撲に関してはテレビ中継を見て、世仮の小学生の段階でかなり詳しかった。そうなると次はだんだん時代をさかのぼっていきたくなるんだ。世仮の中学生時代から専門書を買うようになった。ピークは高校のときかな。
——高校時代はどのような活動をされましたか
世仮の高校2年の時、学園祭での発表を目的とした「國技相撲研究サークル」を設立して、相撲に関する研究発表を2年生と3年生のときにやったよ。学園祭は11月なんだけど、うちは受験校だったからね。3年のときは「あいつには付き合ってられん」と周りの奴らに言われながらも、とっかえひっかえ人数集めて発表のための資料を作った。
——受験勉強はされたんですか
家から学校が遠くてね、片道1時間半かかったんだ。で、受験校だから他の連中は単語帳とか開いているんだ。だけど我輩はそんなことは一切せず、相撲の本ばっかりを往復3時間ずっと読んでいた。おかげで現役の時は受験に失敗したけど。ただ、あの時期に相撲のことをあれだけ叩き込んだから今日があるわけ。やっぱり、あの時期にものを覚えるというのは大事ということだ。
——相撲の人気が落ちていると言われています
見る相撲と取る相撲は違う。取ることで奥深さや難しさ、あるいは気持ちの良さや面白さが分かるのだけれど、いまは取ったことのない人が非常に多い。だから相撲の面白さが伝わらないし、やろうという人も増えない。だから相撲がいかにかっこいいものであるかを広めていく、取りたいと思わせることが大切だな。
——相撲部について
内館女史が監督になったことは有名な話だよ。我輩が興味を持ったのは監督に就任されてから相撲部員が増えたことだ。潜在的に相撲をやってもいいかなと考えていた学生はいたと思う。それが、内館監督が監督に就任されたことによってじゃあ入ろうと。こういうことは、東北大学に限らず日本のあらゆるところであるはずだ。だから、他大学の指導も依頼してみるとかね。無理か(笑)
——相撲部にメッセージを
部員も増えて新しい土俵もできた。恵まれていると思っていいかもしれない。ぜひその灯を繋げていってほしいと思う。これから来る新入生のためにもね。内館監督もいつまでも監督じゃないと思う。他の仕事もなさっているし、年齢的なものも含めてね。だから、そうでなくなったとしてもぜひ、再興された相撲部を大事に未来につなげていってもらえればいいな。
——学生に一言
日本が太平洋戦争に負けた理由のひとつにあまりにも敵のことを知らなかったということがある。意識的に知ろうとしなかった。いまスポーツにせよ文化にせよ、社会のあらゆることでそうだけど、あまりにも情報が氾濫している。遮断はされていないが今度は情報が多すぎて選ぶ基準が分からなくなっている時代だと我輩は認識している。その中でいわゆるホンモノといわれるものを探したり見つけたりするというのは大変な作業だ。やはり自分の目と耳であるいは足で実体験、実経験をつむことによってホンモノというものに出会うことができる。食べ物に例えるなら、まずは食べてみろよと。食べてみなきゃ本当の美味さは分からない。それも食べるんだったらなるべくホンモノを食べろ。ということを相撲に当てはめて考えてみると良かろう、ヌハハハハハ…
