355号 一言居士
先日、報道部とトライアスロン部で野球をする機会があった。トライアスロン部がきれいにゴロ処理をする一方で、私の投げたボールは1バウンドどころか転がりながらファーストに向かった。試合結果は大方の予想通りであった
▼運動部というのは実に格好よい。中学校・高校では、もてる男はたいてい運動部であった。そして私は文化部であった。大学でももてる男は運動部にいる。そして私は報道部で新聞を作っている
▼圧倒的なもて度の差に直面したとき、文化部員たちは決まってこう思う。「社会に出てもてるのは頭の良いやつだ」と。しかし残念ながら、文化部員が運動部員よりも賢いなんて傾向はない。例えば、「アメリカの本当に優秀な学生はスポーツも万能だ」とは本学特任教授キーナート氏の言
▼文化部の中でも、軽音楽部などの音楽系サークルは格好よい。カラオケでも大活躍。しかし私は、報道部で新聞の紙面をいじっているわけだ。「趣味はなんですか」と聞かれて、「ギターです」と答えるのは悪くない。だが「趣味は新聞作りです」とはとても言えない
▼それでも、新聞作りというのは悪くないものだった。教室や食堂で、東北大学新聞を読む人を見たときには、なんともいえない気分になったし、いろいろな人に話を聞くのもなかなか楽しかった。12月をもって私は引退。もてない男や運動音痴から引退、とはならないんだけど。
