東北大学新聞:

第21回サイエンスカフェ

4月20日、せんだいメディアテーク一階のオープンスクエア/カフェで、本学主催のサイエンスカフェが行われた。第21回となる今回のテーマは「新しい医工学が人体をどこまで変えられるか」。本学、先進医工学研究機構(TUBERO)の井街宏教授が講師を勤めた。

 サイエンスカフェは、地域の住民が気軽に科学とふれあい、興味をもつことを目的として、一昨年から本学主催で始められた。原則として各月の最終金曜日に開催され、毎回多くの一般人が参加し、満席になることもある。
 今回は、医工学という医学と工学の融合領域とされる学問がテーマだった。これは来年度から本学大学院に、日本の国公立大学初となる医工学研究科(仮称)が創設される予定であることを受けてのものである。
 医工学における歴史や研究の内容、実際の医療現場での実績などが、分かりやすい言葉で語られた。
 CTスキャンやカプセル型内視鏡などの医療機器を開発するのが医工学の主な技術であり、中でも今回は人工臓器の研究について詳しく語られた。すでに広く普及しているペースメーカや、人工腎臓(透析)の技術から、最先端の補助心臓、人口中耳などの技術が紹介された。
 参加者の年齢層は小学生から年配の方まで幅広く、会場はほぼ満席だった。医工学の道を真剣に考えている大学生などの姿も見られたが、集まった人の多くは科学に対する純粋な興味を持った一般人だった。
 講演の後のデモストレーションでは実際の人工臓器を間近で見ることができ、模型を使った教授の説明に参加者は熱心に耳を傾けていた。

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