蔵王エコーライン開通 春の蔵王に一番乗り!!
東北大生が近場で旅行するといえば、定番は松島? 鳴子? いやいや、やっぱり蔵王でしょ蔵王。空気はうまいし、景色はサイコー。スキー場やらチーズ工場やら温泉やら、見どころも満載。
そんな蔵王が4月27日から春シーズンを迎えた。
どういうことか? 4月27日からエコーラインが開通したのだ。お釜の営業も始まり、スキー場では花が咲き乱れている。
というわけで、新聞部名物のネタ記事。今回は、蔵王をこよなく愛する新聞部員3名が「蔵王の春は、俺達が一番最初に味わってやる。蔵王の春は誰にも渡さない」という決意のもと、蔵王エコーラインに徒歩で一番乗りを果たしたことを報告したいと思う。
4月27日金曜日、9時50分、開通前の蔵王エコーラインに到着。開通は11時から。ゲート横の駐車場にはすでに、俺たちより蔵王フェチな方々の車が十数台。毎年来てますって感じのおっちゃんや、オープンカーの兄ちゃんとともに蔵王の春を待ちわびる。
えっ、ちょ待てよ! それじゃあ一番乗りではないじゃないか。いやいやご安心を。車での一番乗りなど最初から興味はない。蔵王に来たからには、歩いて自然を満喫しないと。徒歩一番乗りこそが本当の栄光。さっそく駐車場で準備運動を始める。
外はものすごい強風。冷たい風がビュービューと。ジャンプしたらそのまま飛ばされそう! いやマジで。ともかく寒さと風で、周りの雪まで舞ってくる状況。誰もが車の中で待機する中、好奇の目をあびながら準備運動する俺たち。久しぶりに見る雪に、めっちゃはしゃいだり。眼下には一面広がる蔵王の大パノラマ。「いやぁ、さむーいけれど、山は広々気持ちがいい」
開通20分前になって、いよいよ周りが騒がしくなる。先導車が動き始め、それを先頭にぞろぞろと車がスタート地点に並び始める。そんな彼らをよそ目に、フライングで俺たちが一番乗り。先導車を追い越して、走っちゃった。「へへーい、お先に」
11時ジャスト。いよいよ開通。ちょっと気まずくなったので、いったん駐車場まで戻った俺たちも再スタート。勢いよく発進する車たちを横目に、己の足だけが頼りの旅が始まった。風は思いっきり向かい風。服がバタバタと風に煽られる。山形側からも車が来る。カラーテープで色鮮やかに装飾されたスポーツカーや、蔵王観光協会の車が走り去る。蔵王にはきっと、人それぞれの物語がある。「でも、やっぱり走って登る俺たちが、一番ロックだよな!」なんつって。
風にも負けず、坂にも負けず、一行は走り続ける。普段とは異なる大自然。前方にそびえたつ雄大な山々に、道路サイドの大きな雪の壁。高いところは3メートルもある。とりあえず蹴る。後ろを見渡せば、これまた絶景かな。アーティストがプロモの撮影をするような崖もあったり。
そうやって、テンション上げ上げ登って行ったけれど、やっぱり途中で力尽きる。風にも坂にも負ける。蔵王の自然は手ごわかった。
でも、まあいい。頂上のお釜まではたどり着けなくても、渓谷があって、玉こんにゃくを食って、牛乳飲んで、改めて蔵王は素晴らしいと感嘆する。貴重な思い出だ。
ってことで。さあさあ、これを読んでくださった読者の皆さん。蔵王行かなくていいの?
春夏秋冬それぞれの顔で私達を魅了してやまない蔵王。次に一番乗りを果たすのは君かもしれない。やっぱりまた、俺たちかもしれない。
