ボナンザと対局
皆さんはボナンザという将棋ソフトをご存知だろうか。ボナンザは保木邦仁さん(東北大学院理化学専攻 数理化学研究室)が開発した将棋プログラムだ。2006年5月に行われた第十六回世界コンピュータ将棋選手権大会に初出場し、市販の将棋ソフトも参戦している中で優勝している。
2007年3月21日当時の竜王である渡辺明との特別対局が組まれた。結果は負けてしまったが、善戦していたと思う。
そのことについて知った我々新聞部は、ボナンザの強さを知るべく、対局をしてみた。フリーソフトとして配布されているボナンザを使った。
放課後、部室に集まりボナンザとの将棋大会が始まった。将棋経験者でじっくり考えながらさす人、直感でさす人、ひたすら王将を狙う人などがいた。部員 Mは小学校以来将棋にあまり触れていないそうだ。定石など知るはずもなく王将の周りを固めつつ攻めていた。しばらくして、飛車が取られてしまい、あれよあれよという間に王手をかけられていた。悔しかったらしく何回か勝負を挑んでいたが結果は無残にも全敗。素人にはこれが限界だと力尽きた。
我々ではボナンザがすごく強いとしか感想がないので、将棋部の方に応援を求めてみた。
3人の将棋部の方が対戦してくださるとのこと。今回使ったボナンザの強さが正直どれくらいのものか判断できないので、この勝負はどうなるかわからず、わくわくした。
将棋部方との1戦目は素人目にはどちらが優位に立っているのか、わからなかったが、激戦の末、ボナンザの画面に投了の文字が表示された。対戦した方は笑顔で「ずっと良かった」と語ってくれた。
これは将棋部が3連勝してしまうだろうと思った。
2戦目、将棋部の方が熟考して打っていたのだが、ボナンザが勝ってしまった。「読んでいない手を打たれた」とのことだった。
3戦目、ボナンザが王手をかけ、巧みに逃げようとしていたが、ボナンザが勝ってしまった。「角引きを読んでいなかった。」と語っていた。
ボナンザは打つ手に点数を付けて高いものを打っていくタイプの将棋ソフトらしい。対局中に優劣が点数で表示されているのを将棋部の方から教えて頂いた後、我々でも何度か対局してみたが、打つたびに点数が上昇していくボナンザを見て、とても悔しかった。
将棋経験者の某部員はボナンザと対戦して、ただ強いだけで棋語が表示されず、打った手の文章での表示が機械的で、見易さとしては市販の将棋ソフトのほうが使いやすいと思ったそうだ。
