タイ チュラロンコン大学と学術交流協定を締結へ
本学はタイのチュラロンコン大学と学術交流協定を締結することでおおむね合意した。チュラロンコン大学は1917年の設立で、18の学部を持つタイでトップクラスの大学。
本学との関係は、1987年に本学電気通信研究所とチュラロンコン大理学部が部局間学術交流協定を締結したことから始まる。2003年には、理学部同士が協定を締結した。大学の一般的なルールでは、複数部局がそれまでの部局間での交流実績を基に大学間協定締結を申請し、役員会等で認められれば大学間協定への格上げが可能。しかし、当時は本学の2部局とチュラロンコン大の1部局が協定を結んだ形となったので、大学間協定には至らなかった。
近年、本学大学院理学研究科地理学の日野教授が、大学院学生の時に知り合ったキティ氏(チュラロンコン大経済学部教授)と再会。タイの地域労働について話し合い、共同研究の実施について提案がなされた。しかし、理学部と経済学部の共同研究は困難だったため、日野教授は経済学部同士で部局間協定を結ぶことにより学術交流協定を大学間に格上げし、それにより学部を超えた交流を可能にしようと試みた。
今年4月、日野教授の招待でキティ教授が来日、経済学研究科教授らと懇談した。さらにキティ教授は本学本部にて理事らと会談し、今後大学間交流協定締結に向けて活動していくことで合意した。
大学間協定の締結により、学生や研究者などの交換が全学レベルでより組織的に保障されたものとなる。学生が受ける恩恵は、留学する際相手先大学での授業料不徴収、相互の単位互換、さまざまな施設の利用、宿舎情報の提供などが上げられる。
現在本学は25の国・地域の約120機関と大学間学学術交流を締結している。今後も井上プランの戦略に基づき、学術交流協定を締結するなど、国際的な研究の連携を強めていく方針だ。現在、世界15カ国37大学で構成される環太平洋大学協定(APRU)への加盟を目指している。
