東北大学新聞:

第28回サイエンスカフェ

11月6日、せんだいメディアテークにて第28回サイエンスカフェが開催された。今回は内田龍男本学大学院工学研究科教授が「液晶の秘密と液晶テレビ―未来のディスプレイはこうなる―」をテーマとして講演を行った。

講演は本学の学生だった内田教授が、当時としては未知の分野であった液晶の研究を始めるところから始まった。その後現在に及ぶまでの、液晶の材料の精製や、液晶をカラー化するまでの様々な苦労、低電力化や高解像度を達成するための工夫などが語られた。
講演が終わった後、会場内に展示された、今までの研究成果や、最新の超薄型液晶ディスプレイ、超大型液晶ディスプレイなどの見学が行われた。会場内をいくつかのグループに分け、それぞれにスタッフが付いて展示内容に対し説明を行った。
その後は各テーブルに分かれてのテーブルディスカッションが行われた。聴衆が講演を聞いて疑問に思ったことなどを質問し、それらの質問に対しテーブルについたスタッフが回答する形でディスカッションは進行。記者の着いたテーブルでは、「液晶研究は他分野とどう関わっているのか」「超薄型ディスプレイはどのような技術を用いて実現したのか」などの質問が飛び出した。この時間は、高校生からお年寄りまで幅広い年層の聴衆が各テーブルで活発な議論を繰り広げた。
最後に、各テーブルで出された質問の中で特に多かったいくつかの質問や、参加者が直接訊きたいと思った質問に内田教授自らが回答する時間が設けられた。「プラズマディスプレイや有機ELと液晶ディスプレイ、今後伸びるのはどれか」という質問には「どれも一長一短だが、最終的には液晶が伸びると思います」と答え、会場から笑いと拍手を誘った。

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