東北大学新聞:

沢柳賞受賞者らが講演

11月17日に第6回男女共同参画シンポジウムが仙台国際センターで開催され、沢柳賞(男女共同参画奨励賞)の授賞式がとり行われた。

沢柳賞の名称は、本学の理念の一つ、「門戸開放」の精神を打ち出し、全国に先駆けて女学生に帝国大学の門戸を開く素地をつくった初代総長沢柳政太郎にちなみ、教職員や学生の男女共同参画に関連する研究や活動を奨励することを目的として設立された。研究部門、活動部門、プロジェクト部門の3部門からなり、毎年公募によって課題を募る。第5回に当たる本年度は計11課題の応募があった。その中から下記の5つが選ばれ、賞状授与ののち受賞者たちが壇上で講演を行った。
 男女共同参画社会とは、男女が互いにその人権を尊重しつつ責任も分かち合い、性別に関わりなく、その個性と能力を十分に発揮することができる社会のこと。平成11年に制定された「男女共同参画社会基本法」を受け、本学は平成13年に男女共同参画委員会を発足させ、翌年から本シンポジウムを毎年開催している。
 旧帝国大学の中でも本学の教職員や学生における女性比率は、平成9年の10.9パーセントに比べ上昇しているものの、平成19年で22.4パーセントと低い。初めて女学生の入学を許可した大学という実績に胡坐をかいてばかりではいられない、という声が本シンポジウムで上がった。
 【受賞者】▽研究部門賞「インドネシアの地域保健活動の成立と展開―地域社会からみた『開発の時代』―」教育学研究科特別研究員 齊藤 綾美、▽研究部門特別賞「イギリスにおけるパートタイム「労働の平等法理―男女差別からのアプローチ―」法学研究科博士後期課程 阿部 未央▽活動部門賞「機械工学系男女共同参画推進委員会の設立と工学分野における主導的活動」工学研究科機械・知能系男女共同参画推進委員会、同WGおよび女子学生交流会学生スタッフ▽プロジェクト部門賞「男女別学における生徒のライフ/キャリアデザイン―教育目的カリキュラムの分析―」教育学研究科博士後期課程尾崎博美、八木美保子、水原克敏教授、生田久美子教授▽プロジェクト部門特別賞「国際労働移動が家族関係にもたらす影響―性別役割の研究を中心に―」文学研究科専門研究員ヤマモト・ルシア・エミコ

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