特集 突撃!となりの研究室
毎回1つの研究室を訪ね、研究内容などを紹介する「突撃ッ! 隣の研究室」。第3回は、素粒子・宇宙理論グループにお話しを伺った。
本学素粒子・宇宙理論グループでは素粒子理論および素粒子的宇宙論の研究を広範囲にわたって行っている。素粒子は物質を構成する最も基本的な粒子で、原子核中のクォークや電子などがこれにあたる。この素粒子と、素粒子間の相互作用を研究することを目的とするのが素粒子物理学と呼ばれる学問分野である。その対象は素粒子というミクロなものであるが、素粒子はもっともマクロな構造である宇宙とも深く関わっている。
主な研究としては、近い将来実験で証明が可能な理論研究が行われているが、数学に近いことを研究の対象にしている人もいる。
具体的な研究としては初期宇宙理論やダークマター、大統一理論の研究がなされており、最近では諸井健夫准教授が「グラビティーノの宇宙論的影響の研究」で西宮湯川記念賞を受賞。11月6日、贈呈式が行われた。西宮湯川記念賞とは理論物理学における研究を奨励するため、若手研究者(40歳未満)の顕著な研究業績に対して贈呈される賞のこと。
研究室のスタッフは教授3名、准教授2名、助教授8名、ポスドク2名、学生が全部で11名と規模の大きい研究室で、資金力も充実している。
素粒子・宇宙理論グループでは研究室内での研究対象が定められておらず、個人ごとに自由に研究を行ってもよい。話を伺った隅野行成助教授は自由に研究をすることが最先端の研究を切り開いていく、若い人達の新しい発想が大切なのだと語った。
また、学生からも話を聞くことができた。勉強をするのにも論文を書くのにも英語が非常に大切であるが、研究を続けていくうちに自然と覚えていくものだと語った。卒業後の進路としては本学または他大学の助教授、民間会社の研究職、気象庁や経済産業省などの公務員になる者もいるという。
