東北大学新聞:

第32回サイエンスカフェ

3月21日、第32回サイエンスカフェが仙台メディアテークにて開催された。
サイエンスカフェは毎月、市民と科学者がサイエンスについて気軽に話し合う場を持とうという趣旨で開催されている。今回は東北大学大学院工学研究科の佐多数子准教授を講師に迎え「そこまで来ている新しいエネルギー~燃料電池のしくみ~」というテーマで講演が行われた。

燃料電池は主として水素を燃料に用いて、水の電気分解の逆反応により、電気エネルギーを取り出す発電装置である。発電効率が高く、環境に負荷を与える物質の生成が少ないクリーンなエネルギーとして近年、注目を集めている。
多くの人々が講演を熱心に聴いていた。中には小学生くらいの子供の姿もあり、幅広い年代の人々が集まった。
講演は最初に講師である佐多准教授の紹介から始まり、研究室の紹介、燃料電池の基本構造と簡単な理論の説明、その有用性、どんな燃料電池があるのかを紹介して締め括られた。講演の後は会場に展示された燃料電池を使った装置の説明があり、簡単な実験も行われた。
その後は、各グループに分かれてのディスカッションが行われ、活発な議論が行われ、多くの意見が飛び交った。最後に参加者が佐多准教授に直接、質問を行った。
後日、佐多准教授は「若い人や年配の方も多く、また意欲的に質問や意見をされていた。聞いている姿勢から知りたいという声が伝わってくるようで、熱意がすごいと思いました。もっと説明や質問の時間があれば良かったと思います」と語った。

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