東北大学新聞:

バンドン工科大と学術交流協定

本学は環境研究科を世話部局として、6月4日にインドネシアのバンドン工科大
学と大学間交流協定を結んだ。

また、これと同時に海外寄付講座の開所式が行わ
れた。海外に研究拠点はたくさんあるが、海外で国内と同質の教育を行う海外寄
付講座を開設するのは初めての試み。
今回寄付講座開設に至った経緯には、石油会社からの要請がある。石油業界にお
いて、石油開発は学生の認知度が低い。この状況を打開するため、石油資源開発
(株)は寄付講座の開設を要請。本学もこれを受け入れ、石油資源開発の寄付講
座として今回の開設につながった。
寄付講座では、おもにエネルギーセキュリティーについての講義が行われる。エ
ネルギーセキュリティーとは、エネルギーの安全保障のことで、この講義ではエ
ネルギーをとりまく経済のからくりなどを研究していく。
定員はバンドン工科大学大学院の修士課程2人、博士課程1人で、本学と同じカ
リキュラムを編成し、学位も授与する。修士課程の学生については本学で6ヶ月
間学ぶ。授業料や渡航費、生活費等は奨学金を支給。講義自体は、工科大の一般
の学生にも公開する。寄付講座の期間は2011年9月まで。
本学環境研究科の土屋教授は、「今回の海外寄付講座を教育の輸出と位置づけて
いる。また、アジアの大学は基本的に座学講義主体であり、研究しながら学ぶと
いうスタイルが確立していない。研究スタイルを輸出することで、アジアの大学
の活性化にもつながれば」と話している。

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