東北大学新聞:

講演「今、方言が面白い!」

「今、方言が面白い!」と題した市民向け講演会が、10月12日、本学文学研究科東北文化研究室主催により開催された。

会場には学生からお年寄りまで多くの市民が集まった。
講演は原純輔文学研究科長の開会の辞に始まり、今回の講演会が開催された経緯などについて説明があった。
そして本学文学研究科の小林隆教授により「方言の隠れた魅力」と題して講義が行われた。方言が標準語からは消えた古い日本語を残す一方、今も若者によって新しい方言が生み出されているという2つの側面を紹介し、実際の仙台市内における使用実態の調査結果などを交えながら詳しく説明した。
続いて東北放送アナウンサーの藤沢智子氏により「仙台弁かるたが出来るまで」というテーマで話があった。同氏がアナウンサーとしてはじめて仙台弁を学んだ課程や、仙台弁講座の番組制作の様子、そしてその集大成としての仙台弁かるたの製作の様子を、ときおり仙台弁を交えつつユーモラスに語った。
後半は小林教授と藤沢氏による対談が行われた。対談では他の方言と比較した仙台弁の特徴などについて熱心に議論が交わされた。対談の最後ではだんだん薄れる方言について、完全な形で残すことは不可能であれ、方言を意図的に使用することで可能な限り残していくことの大切さが語られた。
参加者は話を熱心に聞き、会場は最後まで笑いに包まれていた。東北文化研究室では、来年以降も市民向けに東北文化のさまざまな側面に関する講演会を企画する予定。

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