東北大学新聞:

ノーベル物理学賞の解説講座

昨年12月13日に仙台国際センターで、ノーベル物理学賞についての市民講座が開かれた。

本学ではグローバルCOEプログラムが採択されている。これは国際的に卓越した教育研究拠点形成のための重点的支援を目的とした、文部科学省から支援される企画。今回の講座もこの一環である。講座では先日ノーベル賞を受賞した南部陽一郎氏、小林誠氏、益川敏英氏が実際にどのような研究をしたのかについて、専門知識を持たない一般の人を対象に分かりやすく説明した。解説は本学大学院理学研究科で素粒子の研究をしている日笠健一教授と山本均教授が担当。今回ノーベル賞を受賞した理由は、ずっと前に考えた理論が最近の研究により立証されたためである。これは「対称性の自発的破れ」や「CP対称性の破れ」という、現在の素粒子理論では核となっている高度な内容だが、素粒子とは何かという根本的な話題から丁寧に解説を行った。講座は大人だけではなく、高校生も多く聴講に来ており、最後には会場に来ていた高校生に東北大学が行う素粒子研究のPRがなされた。

Copyright (C) 東北大学新聞