突撃ッ!!となりの研究室
毎回1つの研究室を訪ね、研究内容などを紹介する「突撃ッ! 隣の研究室」。今回は工学研究科航空宇宙工学専攻の中橋・佐々木研究室にお邪魔した。
中橋研究室は本学に航空宇宙工学専攻が作られた15年ほど前にできた。そのメンバーは中橋教授を筆頭に助教1名、大学院生が12名、学部生が4名、計18名とかなり多くの人間が所属している。理系の研究室では、人数は多い方だ。研究室内では空力設計学の中でもスーパーコンピューターを用いたCFD(数値流体力学)と呼ばれる研究が行われている。週に1回ゼミがあり、学生それぞれが研究の進捗状況説明や論文紹介を行い、学会発表の前には発表練習をしていて、活発に活動している。研究室内の一角を占めるお茶コーナーでコーヒーに凝る学生や漫画に読みふける学生もいるという。
主な研究としては飛行機や車などの空気の流れや揚力、抵抗を計算するTAS‐Cоdeと呼ばれるソフトの開発が挙げられる。TAS‐Codeは主に飛行機開発に利用されている。いろいろな条件下での飛行機の周りの空気の流れをシミュレーションでき、条件に合わせて飛行機の形を最適なものにすることができる最適化という作業も行ってくれる。例えば、高速時、低速時にはどのような翼の形が良いか、より静かな飛行を実現するにはどうしたら良いかというように条件を付けることで、飛行機の形を最適化し、どんな形が条件に合っているか分かるようになる。
他に行われている研究としては昆虫の飛行メカニズムの解析、今とは違う大気状態で飛行していた恐竜などのはばたきのメカニズムの解明、最近では三菱重工業との産学連携で、MRJ(Mitubishi Regiоnal jetの略)という次世代ジェット機の開発にも関わっている。このMRJは2年後に初飛行を予定している。
中橋研究室には乗り物好きであると同時に何事にも積極的な学生が向いているそうである。学部学生時代は勉強も勿論大事だが、それに加えて新聞や本を読んで広い視野を若い内から持つように努力することが大事であるとのこと。最後に中橋教授は今後の展望として、「実際に飛行機を製作してみたい」と語った。
