学友会演劇部公演「菜の花郵便局」
本学学友会演劇部により新入生歓迎公演が4月24日から28日にかけて計6回、本学片平キャンパス内第六ホールで行われた。
公演のタイトルは「菜の花郵便局」、作・つかこうへい、演出・真山萌(法学部3年)。会場には新入生の姿や他大学の演劇部の方、お年寄りの方まで多くの人が訪れ、最終日には初めに用意されていた椅子が足りなくなるほどに賑わっていた。
ストーリーは現在、警部に昇進した田草川一郎が銀行強盗を捕まえるところから始まる。そして田草川にだけ見えた菜の花畑の風景と、かつての教官との会話により、30年前、田草川が警察学校を卒業して初めの任務となる回想シーンへと移る。
任務は私設郵便局である菜の花郵便局の撲滅。菜の花郵便局とは「ラブレターはラブレター、合格通知は合格通知、ダイレクトメールはダイレクトメール、それぞれの配達のされ方があっていいのでは?」(劇中の科白より)と考える心温かい郵便局である。後半にかけては任務遂行の罪悪感との葛藤を中心として描かれていて、含みを持たせた形で幕が閉じた。
また本学演劇部の公演は毎回、劇の所々に笑いを誘うようなやり取りの場面がある。今回の公演はオカマと銀行強盗のやり取りなど会場が笑いに包まれる場面も見られたが、全体としてほのぼのとした劇となっていた。公演が終わるとキャストたちが一列に並び、観客から盛大な拍手を受けていた。
本公演の演出である真山さんは、公演を終えて「たくさんのお客様にご来場いただいて嬉しいです。菜の花郵便局の局員は、いわゆる良い人、ではありません。ただ自分の信じる道を迷いなく進んでいるだけです。そんな彼らの姿に何かを感じていただけたなら幸いです。演出としては不十分な点も多々ありましたが、今後の公演に繋がるものになったと思います。これからも学友会演劇部をよろしくお願いいたします」と語った。
