東北大学新聞:

374号一言居士

374号の一言居士。

5連休と恵まれた今年のゴールデンウィーク。新入生にとっては、入学後初の長期帰省の機会になっただろうし、旅行やレジャーを楽しんだ人も多いだろう。かくいう私は、5日連続アルバイトという憂き目に遭い、勤労に励むだけで平日よりも疲労の残る連休となってしまった。
アルバイトと一口に言っても種類はさまざま。本学の学生に最も需要があるのは、やはり塾講師や家庭教師といった学業に関わるアルバイトだが、接客業に携わる者も少なくない。私もその1人で、ケーキ屋で販売のアルバイトをしている。
接客業をしてみて1番に感じるのは、世の中には本当に色々な人がいるということだ。親切な人もいれば、横柄な人もいる。こちらのちょっとした態度や行為でお客様をひどく怒らせてしまったり、理不尽なクレームに対してひたすら謝ったりしなければいけないことも。接客業の世界では、客観的な是非ではなく、お客様の意思が優先されるのだ。
大学を卒業して社会に出る時、おそらく私たちの誰もがこうした道理だけではない世界というものを体験することになるだろうし、そこで味わう苦労はアルバイトの比ではないはずだ。その上で、学生のうちに接客業を経験してみることは、きっと良い社会勉強になるに違いない。

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