村上名誉教授恩賜賞受賞
今年3月、日本学士院より本学村上哲見名誉教授に日本学士院賞・恩賜賞が授与された。
村上名誉教授は『宋詞研究 唐五代北宋篇』や『宋詞研究 南宋篇』などの著書において、唐から南宋にいたる「詞tsu」の変遷を体系的に研究した。
従来、詞文学の論評は活動期を異にする作家たちを同一の視点から評価するという方法が採られていた。これに対し、村上名誉教授は北宋の蘇軾や南宋の周密など、それぞれの作家の時代背景や継承関係を分析した。唐宋間の文学的傾向の変化という視点に立つことで、詞文学の文学史的変遷を体系的に捉えることに成功。日中両国の研究史における文学史的な視点の導入という点で大きな評価を受け、今回の受賞につながった。
