生体物質の多点計測に新技術
本学環境科学研究科の末永智一教授らの研究グループは、酵素や細胞などの生体物質の性質を解析する新原理によるデバイスを開発した。
生体プロセスの多くは電子の移動を伴う反応であるが、その反応は微弱であり、計測可能な値にするには何らかの形で反応を増幅する必要がある。
今回開発されたデバイスは、格子状に並べられた電極に通電し、電極間で酸化還元反応が繰り返されることにより、電流値を大幅に増幅させることを可能にした。これにより従来に比べ、高感度の計測技術が実現した。
また格子点の位置を指定することにより、素早い多点計測が可能となった。現在は装置の改良が進み、1秒間で100ポイントを同時に計測することが可能である。
今後、医療や遺伝子工学など様々な分野への応用、実用化が期待される。末永教授らは、大学病院や一般企業とも提携し実用化に向けた研究開発を進めていく予定。
