東北大学新聞:

第48回サイエンスカフェ「北に伸びる新幹線東北はどうなる?どうする?」

第48回サイエンスカフェが6月26日、せんだいメディアテークで開かれた。

今回は、「北に伸びる新幹線、東北はどうなる?どうする?」をテーマに本学東北アジア研究センター工学研究科の奥村誠教授が講演を行った。講演は、新幹線が北に伸びることによって、利用者はどう変化するか、東北地方が受ける影響はどのようなものか、といった問題を中心に、それらに関するデータやグラフの紹介を交えつつ行われた。
新幹線開業に伴い、旅行者が増加して東北地方の経済が潤う、あるいは東北地方居住者が他の地域に観光に行きやすくなるというプラスの影響が考えられるが、逆に関東方面へ企業や若者が流出してしまい、いわゆるストロー効果をもたらす
可能性もある。奥村教授は、「新幹線ができたらどうなるかではなく、新幹線を使って何をしたいかを考えることが大切。このような社会的問題にも、科学的な研究が進んでいる。中学生や高校生には、将来そういった研究に取り組んでほしい」と述べて講演を締めくくった。
その後、テーブルごとに「どのように新幹線を使えばよいか」という議題で、ファシリテーターを交えてのディスカッションが行われた。
最後に、参加者から挙げられた質問に奥村教授が答える時間が設けられ、多くの質問が飛び交った。
今回のテーマは東北地方に関する身近な問題であったため、参加者たちは興味深げに講義を聴き、積極的に議論を交わしていた。

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