東北大学新聞:

本学大学院機械系 教育プログラムが高く評価

本学大学院機械系で行われている大学院教育プログラム「機械工学フロンティア創成」が、日本工学教育協会の平成20年度工学教育賞において文部科学大臣賞を受賞した。

工学教育における実践的なものづくり型プロジェクトの取り組みが高く評価された。
「機械工学フロンティア創成」は文部科学省の大学院教育改革プログラムとして07年に採択された。対象は大学院機械系の修士1年で、4~9月の前期セメスターを中心に実施。講義やシミュレーションとは違う実践的な「ものづくり」の授業が展開される。昨年度は31のテーマが開講され、機械系全体の約7割に当たる131名が受講。今年度も同様の規模で継続されている。
授業では、学生が選択したテーマに沿って3~5名のグループで活動する。グループワークでは期間内に目標を達成させるためのチームワークが必要。役割分担やコミュニケーション能力がカギとなる。自身の専攻とは異なったテーマ選択も可能なため、研究室間の交流も深まるという。
具体的にはロボットの開発や模型飛行機の制作・飛行実験など「ものづくり」を主軸とした活動が行われた。学生からは自分が製作した機械が動く喜びやグループワークの難しさなど様々な感想が聞かれた。
代表の吉田和哉教授(航空宇宙工学専攻)は「実践的な内容を通してコミュニケーションなど社会から求められる能力を養ってもらいたい」と語る。工学にとって原点ともいえる「ものづくり」を修士1年の段階から経験することで、研究の基礎を認識させるというねらいもある。また、夏期休業を利用して海外での研修や成果発表など積極的な国際交流活動を推進。昨年は修士1・2年合わせて43名が海外研修に参加した。
また、7月30・31日には、オープンキャンパスと併せて研究成果の発表会を実施。ポスターセッションが行われ、来場者と学生が直接意見を交わした。会場には多くの高校生もつめかけた。

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