梶谷教授、再質問 質問に90日 回答に14日
横山嘉彦・金属材料研究所准教授と井上明久・本学大総長らを著者とし再現性がないとされる07年の論文(07年論文)について4月28日、梶谷剛・工学研究科教授は8つの疑問を挙げて日本金属学会を通しMaterials Transactions誌へ投稿した。これに対し横山准教授・井上総長が回答したものの、なお不明な点があるとして、11月4日、さらに9つの疑問を投稿した。梶谷教授による再質問の論文はコーネル大学図書館内のHPhttp://arxiv.org/abs/0905.0172既に世界中に公開されており、指摘されている問題点は容易に閲覧できる。
再質問で、梶谷教授は前回の8つの質問に沿って、実験に使用したアーク溶解装置の性能や、成果物である金属ガラス棒断面の合成写真などに言及。加えて、07年論文は4人の共同執筆にもかかわらず、梶谷教授の質問に対する回答の著者は横山准教授・井上総長の2人だけである点を新たに質問した。
4月28日に梶谷教授が投稿した論文は、査読を経て掲載可とされ、7月28日に受理。これに対し、横山准教授と井上総長が回答を投稿したのは7月24日で、回答が受理されたのは8月6日である。梶谷教授の論文は単なる質問であるにも関わらず審査に3カ月も時間がかかった一方で、回答に対する審査は2週間もかからないで受理されたことになる。また、回答が梶谷教授の論文の審査期間中に投稿されたことにも疑問が残る。
