出産・育児支援プログラムを開始
本学経済学研究科国際交流支援室が「外国人・留学生のための出産と育児支援プログラム」と題した活動を行っている。おもに外国人研究者の家族や留学生を対象として、出産・育児に関するセミナーを開講。仙台圏に住む一般外国人も参加している。セミナーの内容は「妊娠の仕組み」や「異文化の中での子育て」、「バイリンガル教育」など多岐にわたる。エル・パーク仙台を会場に今年8月から12月まで開催される予定で、参加費は無料。以前から必要性が訴えられていた出産・育児支援に国際交流支援室が動き出した。
「今まで外国人研究者や留学生への家族支援はグレーゾーンだった」国際交流支援室の末松和子准教授は指摘する。出産・育児といった家庭的な事柄に関して、大学としての明確な支援規定はなかった。しかし、女性研究者や留学生からは、慣れない環境での出産・育児に対する不安の声が早くから挙がっていた。約1300名の留学生を抱える本学としては喫緊の課題。そこで、留学生と太いパイプを持つ経済学研究科の国際交流支援室がセミナー形式の支援プログラムを開始した。
これまで、民間団体が主体となって異文化交流などの活動は行われていたが、今回のように出産・育児を体系的に学べるものは初めて。「このプログラムは、他大学でも類のない取組み。育児や出産支援を充実させることで、海外からの研究者や留学生が安心して暮らせる環境を作りたい」と末松准教授は語る。世界リーディングユニバーシティを掲げる本学としては、優秀な研究者や留学生を確保するためにも子育て支援は不可欠。今後は大学の責任として、こうした活動を推進する必要がある。
セミナーには毎回30人程度が参加。掲示されているポスターや口コミを見聞きしてやって来る参加者が多いようだ。両親がセミナーに参加している間、子どもたちは「チルドレン・クラブ交流会」で遊ぶことができる。この交流会では実際の保育士が面倒をみるなど、安全面も配慮されている。12月の交流会では本学の奇術部がマジックショーを披露する予定。その他、人形劇や紙芝居も行われる。子供たちが一緒に遊ぶことで新たな交流の輪もできるという。
また、世界各国の料理を学べる料理教室も実施。ここでは、留学生が講師となって一般市民と共に料理を楽しめる。セミナーと同日に開催され、材料費は500円。セミナーの問い合わせは以下まで。経済学研究科国際交流支援室(Tel・Fax:022‐795‐7788、Email:diee-keizai@econ.tohoku.ac.jp)
