保健学専攻に博士課程新設
本学医学系研究科保健学専攻に博士課程(後期3年の課程)を新設することが、文部科学省の大学設置・学校法人審議会から認められた。入学定員は10名で、平成22年4月に第1期生を迎えることとなる。
医学部保健学科は2003年に前身である医療技術短期大学部を発展解消する形で設立(医療技術短期大学部は同年に生徒の募集を停止、2005年に在校生がいなくなったため廃止)。保健学科の第1期生の卒業に合わせて2008年度に医学系研究科(修士課程)が設置された。今回の博士課程設置も保健学科の第1期生が修士課程を修了するのに合わせたものである。このような保健学分野の教育・研究機関の設立方式には教育者・研究者養成には博士課程から修士課程へ継続する一貫した教育・研究システムの構築が必要だという考え方が背後にある。このような考えに基づくため修士課程で行われている実習などは行わず保健学領域における教育・研究のリーダーの養成を目指す。博士課程により育成された人材は大学の教育者や研究機関・医療機器企業の研究者、あるいは行政機関の指導者などの進路が想定されている。
新設される博士課程では看護学コースに基礎・健康開発看護学、家族支援看護学の2領域、放射線技術科学コースに医用情報技術科学、生体応用技術科学の2領域、検査技術科学コースに基礎検査医科学、臨床検査医科学の2領域の計3コース6領域に分類される。医療情報技術科学領域では医療関連の機器について学び医療機器を開発する技師を養成するなど工学部に共通する点がある一方、基礎検査医科学領域や臨床検査医科学領域では理学部の生命科学に近い学問を学ぶなど一口に保健学専攻といっても相当に幅の広い分野を扱うこととなる。
