第1回リベラルアーツサロン「地球温暖化問題を巡る政治と経済」
本学が毎月開催しているサイエンスカフェにより人文社会分野に重点をおいたリベラルアーツサロンが11月20日、本学付属図書館本館にて開かれた。
今回は「地球温暖化問題を巡る政治と経済」をテーマに本学東北アジア研究センターの明日香壽川教授が講演を行った。講演は近年、問題となっている地球温暖化について詳しいデータを用いて説明し、一部にみられる地球温暖化に懐疑的な論を否定した。その後、地球温暖化問題を研究する上での難しさを話した。
気候変動の要因は火山噴火などによる自然的要因と森林開発などによる人為的要因の二つに分けられ、後者によって引き起こされるものが地球温暖化問題である。明日香教授は太陽活動と気温のデータを用い、地球温暖化に懐疑的な論の大きな根拠となっている太陽活動について、近年の温暖化の主要な要因ではないとした。
しかし、地球温暖化は様々な要因が複雑に重なり合ってできているため、研究、調査する上で難しい。また、温暖化対策をとる上では政治・経済上の問題が重なり合っていくのでより難しくなっていくと話した。
講演の後、サイエンスカフェと同様に参加者がいくつかのグループに分かれて、地球温暖化の進行による利害関係などについて意見を交換し合い、発表した。議論が白熱し、予定していた時間では終わりきれなかったグループもあり、盛り上がりを見せた。最後の明日香教授への質問では、鳩山新政権が掲げたCO2%削減や排出権取引についてなどの鋭い質問が出された。
参加者からは「近年、話題になっている地球温暖化について話せたのはよかったが、若干参加者に偏りが見られたので議論の輪を広げてみてはどうか」などの感想が挙げられた。
リベラルアーツサロンは隔月開催を予定している。次回は来年1月22日、せんだいメディアテークにて本学大学院教育情報学研究部・北村勝朗教授が「才能を伸ばすコーチング」をテーマに講演をすることになっている。
