TAMRICが発足 医療・創薬の産業集積を目指す
今年3月、「東北先進医療研究開発連携拠点(TAMRIC)」が発足した。宮城県・東北地方の産学官連携を医療・創薬の面から推進し、地域産業の振興に貢献する。これまで培われてきた技術的な基盤を背景に、医療・創薬関連産業の集積を目指す。
本事業は、昨年12月に科学技術振興機構の「地域産学官共同研究拠点整備事業」として採択された。全国で様々なテーマの産学官連携構想が採択され、宮城では近年需要が高まる先進医療の研究開発拠点が設立された。
医療機器開発や医薬品開発を中心に研究開発型企業との連携を目標とする。大手企業の研究機関などを誘致することで、地域産業との「産・産連携」を活性化させる。また地域企業の医療関連産業への参入を支援し、新たな産業創出を目指す。
拠点内に設立される「R&I連携推進室」では地域企業と大学教員が議論する仕組みを年内に設置。地域と大学との人的交流の場を提供することで地域企業の支援を促進する。教育機関としての大学の強みを活かし、人材育成にも注力する。
本学の星陵キャンパス(附属病院所在地)に拠点を置くことで、実際の医療現場における応用促進が期待される。東北大学病院内に設置されている未来医工学治療開発センター(TRセンター)との連携により、基礎研究から実用化への動きを活発化させる。また、先進医療の技術的課題の解決を図るため、工学研究科や医工学研究科との協力体制を強化する。
本事業は、本学総長と宮城県知事、仙台市長、東北経済連合会長の4者(産学官ランドテーブル)による協力をもとに発足。今後は同ラウンドテーブル内で取組まれているMEMSパークコンソーシアムなどとの連携を図る。本学の産学連携推進本部や東北経済連合会の事業化センターが地域企業とのコーディネート役を務める。研究開発型企業との連携を軸に、地域産業の発展を目指す。
