東北大学新聞:

東北大学百年史 本学の歴史が全11巻に

平成22年3月に『東北大学百年史』第三巻「通史3」が刊行された。これにより平成9年から開始した『東北大学百年史』の編纂が終了した。総ページ数は9627頁の一大叢書となっている。

『東北大学百年史』の編纂は本学の百周年記念事業の一環として始まった。全11巻構成で1巻から3巻は本学の沿革を取り扱った『通史』、4巻から7巻は各学部・研究科の歴史を扱った『部局史』、8巻から11巻はそれらの本学の各種データや資料、統計を取り上げた『資料』の3部構成となっている。
本学は昭和35年に50周年を記念した『東北大学50年史』を発行したが、沿革をまとめた2巻構成にとどまるものだった。そのため、今回の編纂では本学の入試や理念、学生生活にスポットをあてたテーマ史や本学での施設や出来事を画像資料なども含めた本学の沿革を一からまとめている。特に通史3に収録されている年表は本格的なものとしては本学のことをまとめたはじめての年表である。
『東北大学百年史』編纂の構想は昭和61年に立ち上がり平成7年に東北大学百年史編纂委員会が設置、平成9年に東北大学百年史編纂室が設立され、本格的な編纂が始まった。編纂室は主に通史や各部局がまとめた部局史を編集し、学内外の資料を収集、整理した。
今回の刊行で東北大学百年史編纂室は閉室となったが、元編纂員の中川学講師(高等教育開発推進センター)と高橋禎雄助教(同)は一年生を対象として本学の歴史について学ぶ全学教育科目を今年度から開講している。この編纂に関して中川講師は「この百年史には様々な資料が豊富に収められているので、教職員・学生が本学のことを調査するときにはぜひ利用して欲しい」と語った。

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